手間のかかるタルト生地を作らず、ガレットブルトンヌというクッキー生地を直接敷き込んでタルト代わりにして作った簡単いちごタルトのレシピです。
材料
ガレットの土台
カスタードクリーム
- 牛乳
- 卵黄
- グラニュー糖
- コーンスターチ - 薄力粉でもいいですが、コーンスターチを使うとなめらかで軽めに仕上がります。
- バニラビーンズシード - バニラビーンズ、バニラエッセンスなどでもOK。
デコレーション
- いちご
*数量は下のレシピカードを参照して下さい
簡単いちごタルトの作り方
準備
- バターを常温に置いて柔らかくしておきます。オーブンを使う10分前に175度に温めておきます。
ガレットの土台
柔らかいバターをボウルに入れ、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまでよく混ぜます。卵黄を加えてよく混ぜ合わせます。
薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、塩も加えてゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
丸型のセルクルに生地を入れてスプーンの背などで生地を平らにのばし、175度のオーブンで20分ほど焼きます。
冷めたら型と生地のあいだにナイフなどを入れてゆっくりと型からガレットを外します。
カスタードクリーム
小鍋に牛乳を入れて温めます。
ボールに卵黄とグラニュー糖、バニラビーンズシードを入れて軽く混ぜ、コーンスターチを入れてさらに混ぜます。
温めた牛乳をボールに半量加えて溶きのばしてから鍋に戻し、再び中火にかけてホイッパーで底が焦げないように混ぜ続けます。ツヤが出てなめらかなクリーム状になるまでしっかり混ぜます。
バットに移し、ラップを密着させて冷蔵庫で冷やします。
組み立て
いちごは横にして3mmくらいの厚みにスライスします。ざっと大きいものと小さいものにサイズを分けておきます。
カスタードクリームはホイッパーで柔らかく戻しなめらかにします。
お皿にガレットを置き、上にカスタードクリームの半量を注ぎ入れ平らにします。
*焼き上がったガレットはセルクルに張り付いた部分が縁のように少し高くなり、中心部分がへこみます。このことによってクリームが入れやすくなっています。
いちごを大きいものから順番に外側から重ねるように並べていきます。
外側一周を並べ終えたら残りのカスタードを中心に注ぎ入れ、山型にこんもりと盛ります。
残りのいちごを同様に外側から重ねるように並べて、できあがりです。
いちごタルトのデコレーション&バリエーション
今回のいちごタルトのデコレーションはいちごを横にスライスして並べましたが、以前のいちごとピスタチオのタルトのように縦半分にカットして並べる方法でもデコレーションできます。
いちごにツヤをつけたい場合もいちごとピスタチオのタルトにナパージュのレシピをのせているので参考にしてみて下さい。
カスタードクリームもピスタチオペーストを加えてピスタチオクリームに変えてもいちごとの相性が良いです。
ガレットブルトンヌ
のばしたり成形したりと手間のかかるタルト生地を使わずにクッキー生地で代用して簡単に作ったいちごタルトのレシピです。
クッキー生地はガレットブルトンヌというフランスのブルターニュ地方で作られるクッキーを使いました。伝統的には厚めの生地を表面に2本の線をクロスさせたような模様を入れて焼き上げます。以前の投稿、ブルターニュのバターたっぷりクッキー・ガレットブルトンヌでレシピを紹介しているので、このクッキーだけ焼きたいという方はそちらも参考にしてみて下さい。
使用する道具
タルトに使う型は少し高めのものを使用して下さい。(最低でも3cmくらい高さがあるもの。もちろん高めの型をお持ちでなければ生地を減らして低めに作ることもできます)
穴のあいたタルト型を使うとふちが盛り上がりません。タルトのようなふちを作るためには穴の空いていない型(もちろんバターなどを塗らずに!)を使って下さい。
使用する材料
日本にいたときにロイヤルベーキングパウダーをよく使ってました。フランスでもルクセンブルクでも見つからなかったのですが最近スーパーでやっと発見!ベーキンパウダー、メーカーによって膨らみが違うことがあります。このレシピで膨らみ方が違うと思われた方はこちらのベーキングパウダーでも試してみて下さい。
保存期間&保存方法
冷蔵保存で1〜2日です。
クッキー生地は常温で3日くらいはおいしく食べられるので、クッキー生地を数日前に焼いておいて当日カスタードといちごをデコレーションしても作りやすいと思います。
タルトのレシピをチェック!
Print簡単タルト生地で作るいちごタルトのレシピ
- Total Time: 45 minutes
- Yield: 8人分(15cm丸型セルクル 1台分) 1x
Description
手間のかかるタルト生地を作らず、ガレットブルトンヌというクッキー生地を直接敷き込んでタルト代わりにして作った簡単いちごタルトのレシピです。
Ingredients
ガレットの土台
- 60g 無塩バター
- 35g グラニュー糖
- 1個 卵黄
- 80g 薄力粉
- 1g 塩
- 5g ベーキングパウダー
カスタードクリーム
- 200ml 牛乳
- 2個 卵黄
- 50g グラニュー糖
- 20g コーンスターチ
- 小さじ¼ バニラビーンズシード
デコレーション
- 1パック いちご
Instructions
準備
- バターを常温に置いて柔らかくしておきます。オーブンを使う10分前に175度に温めておきます。
ガレットの土台
- 柔らかいバターをボウルに入れ、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまでよく混ぜます。
- 卵黄を加えてよく混ぜ合わせます。
- 薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、塩も加えてゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
- 丸型のセルクルに生地を入れてスプーンの背などで生地を平らにのばし、175度のオーブンで20分ほど焼きます。
- 冷めたら型と生地のあいだにナイフなどを入れてゆっくりと型からガレットを外します。
カスタードクリーム
- 小鍋に牛乳を入れて温めます。
- ボールに卵黄とグラニュー糖、バニラビーンズシードを入れて軽く混ぜ、コーンスターチを入れてさらに混ぜます。
- 温めた牛乳をボールに半量加えて溶きのばしてから鍋に戻し、再び中火にかけてホイッパーで底が焦げないように混ぜ続けます。ツヤが出てなめらかなクリーム状になるまでしっかり混ぜます。
- バットに移し、ラップを密着させて冷蔵庫で冷やします。
組み立て
- いちごは横にして3mmくらいの厚みにスライスします。ざっと大きいものと小さいものにサイズを分けておきます。
- カスタードクリームはホイッパーで柔らかく戻しなめらかにします。
- お皿にガレットを置き、上にカスタードクリームの半量を注ぎ入れ平らにします。
- いちごを大きいものから順番に外側から重ねるように並べていきます。
- 外側一周を並べ終えたら残りのカスタードを中心に注ぎ入れ、山型にこんもりと盛ります。
- 残りのいちごを同様に外側から重ねるように並べて、できあがりです。
- Prep Time: 20 minutes
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 25 minutes
- Category: タルト&パイ
- Cuisine: フランス
Hitomi
初めまして。
子供の誕生日に作ろうと思っています。
セルクル型が無いのですが、他で代用できますか?例えばケーキ型など教えていただけると助かります。
Chicca Food
はじめまして、
このレシピはセルクルでしか作ったことがなかったので、ケーキ型でできるか試してみました。
(すみません画像がコメント欄では自動表示されないようなので下記のリンクをクリックしていただけると画像が見れます)
https://chiccafood.com/wp-content/uploads/Galette-Breton.jpg
https://chiccafood.com/wp-content/uploads/Galette-Breton-2.jpg
底が抜けるタイプのケーキ型を使って、底にオーブンシートを敷いて側面には何もつけないで試しました。
結果、型抜きも簡単で同じようにできたのでセルクルでなくても大丈夫です。
底が抜けない型では試していないのですが、おそらく同じ方法でできるとは思いますが
割れやすくもあるので底が抜けるケーキ型で作っていただくのがいいと思います。
Hitomi
ありがとうございます。
底が抜けるタイプで作ってみました。
セルクルと同じようにつくることができました。ありがとうございました!