サクサクのサブレと濃厚なピスタチオケーキを組み合わせ、いちごを飾ったタルトのレシピです。国際製菓大会で世界一のパティシエに選ばれたフランスのパティシエ、クリストフ・ミシャラクのレシピを、作りやすい形にアレンジしてご紹介します!

リンツァーサブレ生地で作る!ピスタチオケーキのスクエアタルト
サブレの上にピスタチオのケーキをのせて、いちごジャムを塗り、その上にピスタチオのホイップクリームを絞るタルトのレシピです。これはフランスの有名パティシエ、クリストフ・ミシャラクさんのレシピ。世界一に選ばれたこともある方で、テレビにも出演しているパティシエです。彼のレシピは、伝統的なフランス菓子だけでなく、いろんな国のお菓子を組み合わせてカラフルな新しいケーキを生み出すイメージがあります。
いつもは丸いタルト型を使うことが多いのですが、ミシャラクさんのいちごタルトの写真を見て「長方形のタルト型で作ってみたい!」と思い立ちました。
そこで、さっそく長方形のタルト型を買いに走りました。でも、レシピをよく読むと、このサブレ生地は普通のサブレ生地ではなく「リンツァーサブレ」というお菓子の生地を使うことが判明。
(リンツァーサブレはオーストリアのリンツ地方発祥のお菓子で、リング状の生地の真ん中にジャムをのせるお菓子です。サブレ生地はパートブリゼをベースにアーモンドパウダーやヘーゼルナッツパウダーを混ぜ込み、シナモンなどで香りをつけています。)
この生地を下に敷き、ピスタチオのケーキ生地を流し入れて焼くのですが、私が買ったタルト型は底に穴が空いているタイプでした。なのでレシピ通りに作ろうとすると、ケーキ生地が流れ出してしまうことが判明…。
結局、せっかく買った長方形の型ではなく、家にあったスクエア型を使うことに。少し印象は違いますが、仕上がりはほぼ同じ感じになりました。
材料
ピスタチオのホイップクリーム
- 生クリーム - 乳脂肪分36%のものを使用。
- ホワイトチョコレート - ヴァローナのイボワールを使用。
- ピスタチオペースト
リンツァーサブレ
カリカリとサクサクの中間のような感じで、ケーキやフルーツととてもよく合う生地です!砂糖の分量が少なく、塩が結構な分量が入るので、この生地だけ焼き上げたとき普通のタルト生地に比べて違和感があったのですが、最終的に組み立てたきとても相性が良かったです。これからタルトはこの生地で作ろうかと思うほど、ちょうど良い食感と味でした。
- 薄力粉
- ベーキングパウダー
- 粉砂糖
- 無塩バター
- ラム酒(お好みで)
- アーモンドパウダー
- 塩
ピスタチオのビスキュイ
- アーモンドパウダー
- 粉砂糖
- コーンスターチ
- ピスタチオパウダー - 今回はピスタチオパウダーが手に入らなかったので、ピスタチオのホールをフードプロセッサーにかけてパウダーにしています。
- ピスタチオペースト
- 卵
- 卵白
- グラニュー糖
- 無塩バター(溶かし)
作り方
ピスタチオのホイップクリーム
生クリームを沸騰させ、ホワイトチョコレートと8gのピスタチオペーストに注ぎ入れます。1分ほど置いてチョコレートを溶かし、均一になるまで混ぜます。
漉してから、冷蔵庫で一晩冷やします。
サブレ・リンツァー生地
オーブンを160℃に予熱します。
フードプロセッサーに薄力粉、ベーキングパウダー、粉糖、バター、ラム酒、アーモンドパウダー、塩を入れてひとまとまりになるまで撹拌します。生地が柔らかい場合は、ラップに包んで一度冷蔵庫に入れます。
クッキングシートを敷き、生地を置いて上にラップをのせ、厚さ2mmにのばします。
15cm角の型を使ってスクエアにカットし、予熱した160℃のオーブンで約20分焼きます。
ピスタチオのビスキュイ
オーブンを170℃に予熱し、バターを溶かしておきます。
フードプロセッサーにアーモンドパウダー、粉糖、コーンスターチ、ピスタチオパウダー(またはピスタチオホール)、ピスタチオペースト、卵(1個分)を入れて撹拌します。ボウルに移しておきます。
卵白(2個分)をグラニュー糖を数回に分けて加えながら泡立てメレンゲを作ります。
メレンゲを先ほどのピスタチオの生地に加え、最後に溶かしバターを加えて混ぜます。
このビスキュイををサブレ・リンツァーの上に流し入れ、予熱した170度のオーブンで約15分焼きます。冷めたら、型の側面にナイフを入れて、型から外します。
仕上げ
ピスタチオのホイップクリームを泡立て、星型の口金をつけた絞り袋に入れておきます。
いちごのジャムをハンドブレンダーでなめらかにし、全体に塗ります。
刻んだピスタチオを側面に貼り付けます。
上にいちごを並べます。
ピスタチオのホイップクリームをいちごの上に絞り出して、刻んだピスタチオを散らして完成です。
使用する道具
ステンレスのスクエアのセルクルを使っていますが、底が抜けるスクエアの型などを使ってもできます。
いちごのタルトの保存・日持ち
できれば上からゆるくラップをかけたり保存容器に入れて、冷蔵庫で保存してください。フレッシュないちごを使っているので、作った当日〜翌日までにはお召し上がりください。
タルト生地の保存・日持ち
焼いたサブレ・リンツァー生地、ピスタチオのビスキュイも同様に冷凍保存できます。冷凍する場合はジップバッグに入れて保存します。保存期間は1ヶ月程度です。
いちごを使ったレシピ
レシピをもっと見る
Printスクエア型で作るピスタチオといちごのタルト
- Total Time: 1 hour 35 minutes
- Yield: 8人分(15cm スクエア型 1台分) 1x
Description
サクサクのサブレと濃厚なピスタチオケーキを組み合わせ、いちごを飾ったタルトのレシピです。国際製菓大会で世界一のパティシエに選ばれたフランスのパティシエ、クリストフ・ミシャラクのレシピを、作りやすい形にアレンジしてご紹介します!
Ingredients
ピスタチオのホイップクリーム
100ml 生クリーム
50g ホワイトチョコレート
8g ピスタチオペースト
サブレ・リンツァー
60g 薄力粉
2g ベーキングパウダー
10g 粉砂糖
55g 無塩バター
2ml ラム酒(お好みで)
10g アーモンドパウダー
2g 塩
ピスタチオのビスキュイ
30g アーモンドパウダー
55g 粉砂糖
8g コーンスターチ
25g ピスタチオパウダー (今回はピスタチオパウダーが手に入らなかったので、ピスタチオのホールをフードプロセッサーにかけてパウダーにしています)
15g ピスタチオペースト
1個 卵
2個 卵白
20g グラニュー糖
40g 無塩バター(溶かし)
仕上げ
いちごジャム
いちご
ピスタチオ(ローストして刻んだもの)
Instructions
ピスタチオのホイップクリーム
生クリームを沸騰させ、ホワイトチョコレートと8gのピスタチオペーストに注ぎ入れます。1分ほど置いてチョコレートを溶かし、均一になるまで混ぜます。
漉してから、冷蔵庫で一晩冷やします。
サブレ・リンツァー生地
オーブンを160℃に予熱します。
フードプロセッサーに薄力粉、ベーキングパウダー、粉糖、バター、ラム酒、アーモンドパウダー、塩を入れてひとまとまりになるまで撹拌します。生地が柔らかい場合は、ラップに包んで一度冷蔵庫に入れます。
クッキングシートを敷き、生地を置いて上にラップをのせ、厚さ2mmにのばします。
15cm角の型を使ってスクエアにカットし、予熱した160℃のオーブンで約20分焼きます。
ピスタチオのビスキュイ
オーブンを170℃に予熱し、バターを溶かしておきます。
フードプロセッサーにアーモンドパウダー、粉糖、コーンスターチ、ピスタチオパウダー(またはピスタチオホール)、ピスタチオペースト、卵(1個分)を入れて撹拌します。ボウルに移しておきます。
卵白(2個分)をグラニュー糖を数回に分けて加えながら泡立てメレンゲを作ります。
メレンゲを先ほどのピスタチオの生地に加え、最後に溶かしバターを加えて混ぜます。
このビスキュイををサブレ・リンツァーの上に流し入れ、予熱した170度のオーブンで約15分焼きます。冷めたら、型の側面にナイフを入れて、型から外します。
ピスタチオのホイップクリームを泡立て、星型の口金をつけた絞り袋に入れておきます。
いちごのジャムをハンドブレンダーでなめらかにし、全体に塗ります。
刻んだピスタチオを側面に貼り付けます。上にいちごを並べます。
ピスタチオのホイップクリームをいちごの上に絞り出して、刻んだピスタチオを散らして完成です。
- Prep Time: 1 hour
- Cook Time: 35 minutes
- Category: パイ&タルト
- Cuisine: フランス
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