たっぷりのいちごをバターと組み合わせたカスタードクリーム、クレーム・ムースリーヌと一緒に抹茶のスポンジケーキで挟んだ、春らしい色の抹茶といちごのケーキのレシピです。
春色のケーキ!
クレーム・ムースリーヌというカスタードクリームとバターを合わせたクリームにいちごの断面を見せるように入れて、スポンジケーキで挟んだフランス版ショートケーキ、フレジエ。
以前も何回か作っていますが、今回は抹茶を使ったスポンジでいちごを挟んでスクエア型で作っています。フルーツサンドみたいなイメージでいちごの断面をシンプルに見せるためにデコレーションは特にせず簡単に作っています。ただ表面のデコレーションは見た目以外にもケーキの乾燥を防ぐので、デコレーションをしないと上の部分のスポンジケーキが乾きがちです。
ケーキを長持ちさせたい方は、クリーム・ムースリーヌをスポンジの上から薄く塗るとスポンジが乾きません。
抹茶の緑といちごの赤が春らしい色になるので、冬のチョコレート色のお菓子に飽きたときにぜひ試してみて下さい!
材料
抹茶スポンジ生地
スポンジケーキ生地に抹茶を加えて作っています。スポンジケーキの詳しい作り方はこちら。
- 卵
- グラニュー糖
- 薄力粉
- 牛乳
- 植物油
- 抹茶
クリーム・ムースリーヌ
クレーム・ムースリーヌはカスタードクリーム+バター。カスタードのクリーミーな味わいとバターの濃厚さを加えたクリームです。分離しやすいので、少し手間ですがカスタードクリームを作って一度しっかり冷やし、柔らかく戻してクリーム状にしてから常温に戻したバターと合わせて下さい。
- 卵黄
- グラニュー糖
- コーンスターチ
- 牛乳
- 無塩バター - 室温に1時間ほど置いて柔らかくしておきます。あまり柔らかすぎても分離しやすくなるので注意。
デコレーション
- いちご
作り方
スポンジ生地
- 35 x 20 cmの型または天板にオーブンシートを敷いておきます。オーブンを170度に温めます。(天板は15 x 15 のスポンジが2枚取れる大きさのものであれば大丈夫です。)
- 薄力粉と抹茶を混ぜ合わせておきます。
ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーやスタンドミキサーで高速で泡立てます。高速で泡立てることで生地のボリュームを増やします。
生地が白っぽくなり濃度がついてきたら、低速に変えます。低速で泡立てることで、大きい泡でボリュームが増えた生地を小さい泡にしてきめ細かい生地にしていきます。
全体が白っぽくなり生地を持ち上げて8の字を書いてみて、文字がゆっくりと消えていくくらいになったころがちょうど良い泡立て加減です。
混ぜ合わせた薄力粉と抹茶を2〜3回に分けてふるい入れ、ボールを回しながらゴムベラを生地の底からすくい上げるように回転させ、さっくりと混ぜ合わせます。
牛乳と植物油を加えて混ぜ合わせます。
予熱した170度のオーブンで10〜12分程度焼きます。表面を軽く指で押してみて、弾力があり指の跡がつかなかったら焼けています。
クリーム・ムースリーヌ
鍋に牛乳を入れて火にかけ温めます。
ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れてホイッパーで混ぜ合わせ、コーンスターチをふるい入れ混ぜ合わせます。
温めた牛乳を半量加えて溶きのばし、鍋に戻します。
ホイッパーで底が焦げないように中火で混ぜ続けます。クリーム状になったら火からおろします。
バットに移して素早く熱をとり、ラップを密着させて冷蔵庫で冷やします。
カスタードクリームをハンドミキサーでなめらかにします。
室温に1時間ほど置いて柔らかく戻した柔らかいバターを少しづつ加えながら、ハンドミキサーで混ぜ続けます。
きあがったら絞り出し袋に入れておきます。
組み立て
スポンジケーキを15cm角の正方形に2枚切り取ります。(このとき型の外側を切り取って下さい。スポンジケーキが15cmより小さくなってしまうと、クリームが飛び出してしまう原因になります。)
15cmのスクエア型にオーブンシートを敷き、スポンジ生地を型の底に置きます。
クレーム・ムースリーヌを薄くスポンジケーキの上に塗り広げます。
いちごを4等分して、スクエア型のそれぞれの角におきます。
半分に切ったいちごを側面にぴったりと貼り付けます。
中央には丸ごといちごを隙間なく並べていきます。
クレーム・ムースリーヌをいちごのあいだを埋めるように絞り出していきます。いちごが全部隠れるまでクリームを絞り出して、パレットナイフなどで平らにします。
もう一枚のスポンジ生地を上から乗せ、冷蔵庫で冷やします。
型から外し、温めた包丁でカットします。いちごの尖った中央部分をカットしていくと断面が綺麗になります。
使用する道具
今回はスクエア型の底がないセルクルを使用しました。普通のスクエア型でも作れますが、その場合は底が抜ける型を使って下さい。オーブンシートを敷かなくても作れますが、高さが足りないことが多いので(いちごを入れてスポンジを重ねると結構な高さになります)、オーブンシートを敷いておくと高さを補えます。
抹茶のフレジエの保存
冷蔵庫で保存して、作った当日〜翌日までには食べ切るようにしてください。上部のスポンジ部分が乾きやすいので、少し保たせたい場合はクリーム・ムースリーヌを丈夫に塗り、いちごの断面部分にラップなどをすると乾燥が防げます。
ケーキのレシピ
春のレシピ
Print抹茶のフレジエ
- Total Time: 1 hour 12 minutes
- Yield: 10人分(15cm スクエア型 1台分) 1x
Description
たっぷりのいちごをバターと組み合わせたカスタードクリーム、クレーム・ムースリーヌと一緒に抹茶のスポンジケーキで挟んだ、春らしい色の抹茶といちごのケーキのレシピです。
Ingredients
抹茶スポンジ生地
- 3個 卵
- 65g グラニュー糖
- 65g 薄力粉
- 15ml 牛乳
- 15ml 植物油
- 大さじ1 + 小さじ1 (10g) 抹茶
クリーム・ムースリーヌ
- 3個 卵黄
- 60g グラニュー糖
- 30g コーンスターチ
- 300ml 牛乳
- 150g 無塩バター(室温に1時間ほど置いて柔らかくしておきます)
デコレーション
- 25粒 いちご
Instructions
スポンジ生地
- 35 x 20 cmの型または天板にオーブンシートを敷いておきます。オーブンを170度に温めます。(天板は15 x 15 のスポンジが2枚取れる大きさのものであれば大丈夫です。)
薄力粉と抹茶を混ぜ合わせておきます。 - ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーやスタンドミキサーで高速で泡立てます。高速で泡立てることで生地のボリュームを増やします。
- 生地が白っぽくなり濃度がついてきたら、低速に変えます。低速で泡立てることで、大きい泡でボリュームが増えた生地を小さい泡にしてきめ細かい生地にしていきます。
- 全体が白っぽくなり生地を持ち上げて8の字を書いてみて、文字がゆっくりと消えていくくらいになったころがちょうど良い泡立て加減です。
- 混ぜ合わせた薄力粉と抹茶を2〜3回に分けてふるい入れ、ボールを回しながらゴムベラを生地の底からすくい上げるように回転させ、さっくりと混ぜ合わせます。
- 牛乳と植物油を加えて混ぜ合わせます。
- 予熱した170度のオーブンで10〜12分程度焼きます。表面を軽く指で押してみて、弾力があり指の跡がつかなかったら焼けています。
クリーム・ムースリーヌ
- 鍋に牛乳を入れて火にかけ温めます。
- ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れてホイッパーで混ぜ合わせ、コーンスターチをふるい入れ混ぜ合わせます。
- 温めた牛乳を2. のボールに半量加えて溶きのばし、鍋に戻します。
- ホイッパーで底が焦げないように中火で混ぜ続けます。クリーム状になったら火からおろします。
- バットに移して素早く熱をとり、ラップを密着させて冷蔵庫で冷やします。
- カスタードクリームをハンドミキサーでなめらかにします。
- 室温に1時間ほど置いて柔らかく戻した柔らかいバターを少しづつ加えながら、ハンドミキサーで混ぜ続けます。
- できあがったら絞り出し袋に入れておきます。
組み立て
- スポンジケーキを15cm角の正方形に2枚切り取ります。(このとき型の外側を切り取って下さい。スポンジケーキが15cmより小さくなってしまうと、クリームが飛び出してしまう原因になります。)
- 15cmのスクエア型にオーブンシートを敷き、スポンジ生地を型の底に置きます。
- クレーム・ムースリーヌを薄くスポンジケーキの上に塗り広げます。
- いちごを4等分して、スクエア型のそれぞれの角におきます。
- 半分に切ったいちごを側面にぴったりと貼り付けます。
- 中央には丸ごといちごを隙間なく並べていきます。
- クレームムスリンヌをいちごのあいだを埋めるように絞り出していきます。いちごが全部隠れるまでクリームを絞り出して、パレットナイフなどで平らにします。
- もう一枚のスポンジ生地を上から乗せ、冷蔵庫で冷やします。
- 型から外し、温めた包丁でカットします。いちごの尖った中央部分をカットしていくと断面が綺麗になります。
- Prep Time: 1 hours
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 12 minutes
- Category: ケーキ
- Cuisine: フランス
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