ダイエットや健康食品として大注目のオートミール。ただ小麦粉を使うお菓子を、オートミールで代用してしまうと思わぬ失敗が。今回は小麦粉を使ったレシピをオートミールで代用するときの注意点と代用方法をまとめてみました。
オートミールとは
長引くステイホームの影響で注目が高まっているオートミール。
オートミールとは燕麦を脱穀して調理しやすく加工したもので無精製の全粒穀物なので、精白した穀類よりも食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富。食物繊維を多く含むため消化吸収を緩やかにし血糖値を安定させるはたらきを持つためダイエットや健康食品としても大注目の食材です。
小麦粉の一部をオートミールで代用する
そんな健康に良いオートミール、もちろんお菓子にも使いたいですよね。オートミールを使うとカリカリ・ザクザクとした食感になるのでもちろんお菓子においしさもプラスされます。
お菓子のレシピにはオートミールだけを使うレシピもたくさんあるので、
(以前ご紹介したバナナオートミールクッキーやイギリス生まれのシリアルバー・フラップジャックスなど)
そういったレシピでそのまま作るには全く問題ありません。
ただオートミールだけを使うように考えられたレシピではなく、本来小麦粉だけを使ったクッキーやケーキのレシピを小麦粉の一部をオートミールに変えて作りたい、という場合は注意が必要です。
小麦粉の一部を適当にオートミールに変えてしまうと、うまく固まらなかったりします。オートミールは無精製なので小麦粉のように水分や油分を保つ力が弱いんですよね。なので小麦粉を使うレシピでいたずらにオートミールに置き換えてしまうと、生地のかたちを保つ力が失われてしまうんです。
小麦粉のレシピをオートミールに置き換える方法
小麦粉の一部をオートミールに置き換えるときの方法として、2つの方法をご紹介します。
1.gの比率で置き換える
例えば小麦粉を90g使うレシピで一部をオートミールに変えて作りたいという場合、適当に小麦粉とオートミールを半分づつ、と変えてしましうとうまく固まらないことがあります。
そんなときに小麦粉80g、オートミールを20gにすると他のレシピの分量を変えずにうまくまとまります。
チョコチップスコーンのレシピのとき、180gの薄力粉のレシピをただ薄力粉を140gに減らして、40gのオートミールを加えてみたら、かたちがかなり崩れてしまい、サクサク感もなく膨らまず。
オートミールを減らしすぎてもザクザク感が出ないので、最終的に薄力粉を160g、オートミールを40gにしたらバランスも良く、バターやクリームなどの分量を変えずにそのままのレシピを使えました。
2.軽量カップを使って置き換える
また他の方法として、oureverydaylifeさんのサイトではレシピで1カップ小麦粉が必要だとして、¾カップを小麦粉に、残りの¼カップをオートミールに変える方法が紹介されてます。
gに変換すると1カップ(125g)の小麦粉のレシピの場合¾カップ(94g)を小麦粉に、¼カップ(22g)をオートミールにする、という方法です。
日本だとあまりレシピにカップを使うことがなく、小麦粉とオートミールでは比重が違うのでgにすると逆に計算が面倒になるのですが、カップ軽量のレシピを持っていたり、目視でざっとオートミールで代用してしまうのには簡単な方法だと思います。
お手持ちのレシピをオートミール入りにアレンジ!
この方法を知っていれば、手持ちのクッキーや焼き菓子のレシピを変えずにオートミール入りで作ることができ、よりヘルシーに、食感を変えて作ることができます。お試しください!
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