フランスとスイスに接するイタリア北西部に位置するピエモンテ地方。美食の都ピエモンテは、芳醇なワインと贅沢な郷土料理の宝庫!ピエモンテの伝統菓子と郷土料理をちょっとご紹介します。

イタリア・ピエモンテ地方
北イタリアのピエモンテ州は、「山の麓」を意味する名前が示す通り、アルプス山脈の南側に広がる美しい州です。色々なピエモンテの街を旅行していると、遠くにアルプスを眺めることができます。
バローロやバルバレスコなどイタリアを代表するワインやトリュフ、チョコレートといった名産品でも有名で、イタリアの中でも特に重厚でリッチな食文化を持つ地域として知られています。
さらに、スローフード運動が生まれたブラの街や、食の祭典「サローネ・デル・グスト」が開催されるトリノなど、食文化の魅力がたくさん詰まっている地域です。
ピエモンテ地方のお菓子
アマレッティ
基本的な材料はアーモンドパウダー・砂糖・卵白のみ。バターも小麦粉も使わない、イタリアの伝統菓子アマレッティです。
材料がマカロンと同じで、マカロンの原型になったとも言われるお菓子でイタリアやフランスなどの南ヨーロッパには同じような材料で違う食感やかたちのお菓子がたくさんあります。
このアマレッティもイタリア全土に色々な種類のものがありますが、この固いクッキータイプのものはピエモンテ州そして隣のロンバルディア州が起源だと言われていて、イタリアのスーパーなどイタリア全土で手に入るものはこのタイプのアマレッティです。
レシピはこちら。
ボネ
ボネは、北イタリア・ピエモンテ地方に古くから伝わるデザート。いわゆるチョコレートプリンなのですが、アマレッティというアーモンドの風味豊かなビスケットを砕いてそのまま入れてしまうというちょっと変わった作り方をするデザートです。
ピエモンテのレストランで食べたデザートで、一番奥がボネです。ボネは小さい型で作ることもできますが、ピエモンテのいくつかのレストランで食べたボネは全てパウンド型で作られてスライスされて提供されました。(ちなみに手前のケーキがピエモンテの特産品ヘーゼルナッツを使ったケーキ、左側がセミフレッド、ジェラートは何味か忘れました・・・)
ボネはレストランによってプリンに近いもの、(アマレッティビスケットがたくさん入っていて)ケーキに近いものと結構食感が違いました。
ボネのレシピはこちら。
ピエモンテ地方の料理
タヤリン(Tajarin)
タヤリンとはイタリア・ピエモンテ州の伝統的な手打ちパスタで、卵黄をたっぷり使った細麺のパスタです。レシピを見てみると250gの小麦粉に8個(!)の卵黄という超こってりのパスタです。ミートソースにしたり、トリュフと合わせたりします。
ヴィテッロ・トンナート(vitello tonnato)
ヴィテッロ・トンナートもピエモンテの郷土料理で、いわゆる「仔牛肉のツナソース」。
お肉と魚を合わせる意外な組み合わせでありながら濃厚なツナソースとしっとりした薄切りの子牛肉がすごくよく合う料理です。
ピエモンテグルメをおうちで味わおう!
ピエモンテのグルメには、長い歴史とこだわりが詰まっています。ぜひ、レシピを参考にしながら、ご自宅でピエモンテの味わいを体験してみてください!
コメントを残す