チョコレートスポンジケーキにチョコレートムース、上にチョコレートグラサージュをかけたチョコづくしのケーキです。
チョコレートムースケーキの作り方
チョコレートスポンジケーキ
今回3つのパートのひとつ、下に敷いたチョコレートスポンジケーキですがムースとグラサージュが楽にできたのでこれが作るのに一番時間がかかったかもしれません。
少量なので何かを作った余りや市販のもので代用するともう少し簡単に作れると思います。
スポンジケーキ作りの詳しいコツはふわふわしっとり!失敗しないスポンジケーキで説明しているのでそちらも参考にして下さい!
ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーで高速で最初高速で泡立て、ボリュームが増えてきたら低速に変えてきめ細かい泡を作ります。
全体が白っぽくなり生地を持ち上げて8の字を書いてみて、文字がゆっくりと消えていくくらいになったころがちょうど良い泡立て加減です。
薄力粉とココアパウダーをふるい入れます。ゴムベラを生地の底からすくい上げるように回転させ、さっくりと混ぜ合わせます。
植物油をゴムベラに伝わせながら生地全体に回し入れ、手早く混ぜ合わせます。
オーブンペーパーを敷いた型に注ぎ入れ175度のオーブンで15分ほど焼きます。
粗熱が取れたら型から外して、ムースをいれる型のサイズよりひとまわり小さく型抜きします。
型の底の中央にスポンジケーキを置いておき、ムースができるまで冷蔵庫に入れておきます。
チョコレートムース
材料は2つだけの簡単チョコレートムースです。
ただ生クリームとチョコレートを合わせるときだけチョコレートの温度に気をつけて下さい。チョコレートの温度が高すぎるとホイップクリームの泡が溶けやすくなりますし、逆に温度が低いとホイップクリームと溶け合わずチョコチップ状になってしまいます。
チョコレートと生クリーム 50mlを合わせてレンジまたは湯煎で溶かします。レンジで溶かす場合は数回取り出してチョコレートと生クリームをその都度混ぜます。湯煎の場合も同様に混ぜ合わせながら溶かして下さい。
残りの生クリーム200ml をツノが立たずすじが少し残るくらい(7分立て)に泡立てます。
溶かしたチョコレートを45度程度に調整して、ホイップクリームの一部を加えてホイッパーで混ぜます。
残りのホイップクリームを加えてゴムベラで混ぜます。
スポンジケーキを底に敷いた型に注ぎ入れて表面を平らにして、冷凍庫で2時間以上冷やします。
グラサージュショコラ
さらさらのミラーグレーズタイプのグラサージュです。ガナッシュタイプと違ってパレットでならしたりする必要がなく、ただまわしかければいいだけなので楽です。
ただここも温度に注意が必要で、30度くらいに調整しないと綺麗に均等にコーティングされません。
最初温度が高めのままグラサージュしてしまったのですが、うまくコーティングされずムースが透けて見える状態。慌ててグラサージュが薄く残ったままもう一度ケーキを冷凍庫に戻して、グラサージュの温度を下げて30度くらいに調整してもう一度かけたらうまくいきました。
板ゼラチンをたっぷりの冷水につけて柔らかく戻します。
粉ゼラチンを使う場合は大さじ4 (60ml)の水をふりかけて戻します。
小鍋にグラニュー糖、ココアパウダー、水、生クリームを入れて弱火にかけます。底が焦げつかないように混ぜながらグラニュー糖が溶けるまで加熱します。
火を止めて柔らかくなったゼラチンを絞って加え、混ぜ溶かします。
粉ゼラチンの場合は戻した水ごと加えて混ぜ溶かします。
ストレーナーで濾し、あとでケーキに注ぎやすい容器に入れておきます。常温に置いて30度になるくらいまで温度を調整します。
ケーキ冷凍庫から出し、型のまわりに温めたタオルなどを当てて型から外します。ケーキクーラーの上に置き、下にトレーを設置します。
ケーキの中心から円を描きながらグラサージュをかけます。特にケーキの側面の部分はグラサージュがかかりにくいので何度か往復させながら念入りに。
グラサージュし終わったら固まる前にすばやくお皿に移します。長めのパレットナイフや包丁など2本をクロスさせてケーキの下側に置き移動させるとグラサージュを壊さずにうまく移動できます。
お皿に移動させたらムースを冷蔵庫で1時間ほど解凍します。
金粉と金箔を飾ってできあがりです。温めた包丁でカットしてお召し上がりください!
使用する道具
使用する材料
今回はチョコレートムースにヴァローナのカカオ分66%のカライブを使用。生クリームとチョコレートだけのムースレシピなのでチョコレートそのものの味がはっきり出ます。手に入る限り良い素材のチョコレートを選んでください!
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Printチョコレートムースケーキ
- Total Time: 1 hour 15 minutes
- Yield: 8人分(15cm丸型 1台分) 1x
Description
チョコレートスポンジケーキにチョコレートムース、上にチョコレートグラサージュをかけたチョコづくしのケーキです。
Ingredients
チョコレートスポンジケーキ
- 1個 卵
- 20g グラニュー糖
- 15g 薄力粉
- 5g ココアパウダー
- 10ml 植物油
チョコレートムース
- 150g チョコレート
- 250ml 生クリーム
グラサージュ
- 10g 板ゼラチン(または同量の粉ゼラチン)
- 80ml 生クリーム
- 80ml 水
- 125g グラニュー糖
- 50g ココアパウダー
デコレーション
- 金粉
- 金箔
Instructions
チョコレートスポンジケーキ
- 型の底と側面にオーブンシートを敷いておきます。オーブンを175度に温めます。
- ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーやスタンドミキサーなどで高速で泡立てます。高速で泡立てることで生地のボリュームを増やします。ミキサーの機種などにもよりますが、3〜4分くらい。
- 生地が白っぽくなり濃度がついてきたら、低速に変えます。低速で泡立てることで、大きい泡でボリュームが増えた生地を小さい泡にしてきめ細かい生地にしていきます。
- 全体が白っぽくなり生地を持ち上げて8の字を書いてみて、文字がゆっくりと消えていくくらいになったころがちょうど良い泡立て加減です。
- 薄力粉とココアパウダーをふるい入れます。ゴムベラを生地の底からすくい上げるように回転させ、さっくりと混ぜ合わせます。
- 植物油をゴムベラに伝わせながら生地全体に回し入れ、手早く混ぜ合わせます。
- 175度のオーブンで15分ほど焼きます。中心を軽く指で押してみて、弾力があり指の跡がつかなかったら焼けています。
- 粗熱が取れたら型から外して、ムースをいれる型のサイズよりひとまわり小さく型抜きします。
- 型の底の中央にスポンジケーキを置いておき、ムースができるまで冷蔵庫に入れておきます。
チョコレートムース
- チョコレートと生クリーム 50mlを合わせてレンジまたは湯煎で溶かします。レンジで溶かす場合は数回取り出してチョコレートと生クリームをその都度混ぜます。湯煎の場合も同様に混ぜ合わせながら溶かして下さい。
- 残りの生クリーム200ml をツノが立たずすじが少し残るくらい(7分立て)に泡立てます。
- 1. の溶かしたチョコレートを45度程度に調整して、2. のホイップクリームの一部を加えてホイッパーで混ぜます。
- 残りのホイップクリームを加えてゴムベラで混ぜます。
- スポンジケーキを底に敷いた型に注ぎ入れて表面を平らにして、冷凍庫で2時間以上冷やします。
グラサージュショコラ
- 板ゼラチンをたっぷりの冷水につけて柔らかく戻します。
粉ゼラチンを使う場合は大さじ4 (60ml)の水をふりかけて戻します。 - 小鍋にグラニュー糖、ココアパウダー、水、生クリームを入れて弱火にかけます。底が焦げつかないように混ぜながらグラニュー糖が溶けるまで加熱します。
- 火を止めて柔らかくなったゼラチンを絞って加え、混ぜ溶かします。
粉ゼラチンの場合は戻した水ごと加えて混ぜ溶かします。 - ストレーナーで濾し、あとでケーキに注ぎやすい容器に入れておきます。常温に置いて30度になるくらいまで温度を調整します。
- ケーキを冷凍庫から出し、型のまわりに温めたタオルなどを当てて型から外します。ケーキクーラーの上に置き、下にトレーを設置します。
- ケーキの中心から円を描きながらグラサージュをかけます。特にケーキの側面の部分はグラサージュがかかりにくいので何度か往復させながら念入りに。
- グラサージュし終わったら固まる前にすばやくお皿に移します。長めのパレットナイフや包丁など2本をクロスさせてケーキの下側に置き移動させるとグラサージュを壊さずにうまく移動できます。
お皿に移動させたらムースを冷蔵庫で1時間ほど解凍します。
デコレーション
- 金粉を軽く上からふりかけ、金箔を飾りできあがりです!
- 温めた包丁で(熱すぎるとムースが溶け出すので注意!)カットして召し上がって下さい。
Notes
- グラサージュは冷蔵庫で一週間保存できます。ジッパーなどに入れて空気を抜き保存して下さい。すぐ使わなければ冷凍もできます。
- 一度使ったグラサージュは温め直して再び使うことができます。スポンジケーキの破片などが入ってしまったら濾してから保存し、使うときは弱火でゆっくりと温めてから使用します。
*動画の表記の修正
グラサージュのゼラチンの量は20gではなく10g、粉ゼラチンの場合は大さじ4 ( 60g)の水を加えて作ってください!
- Prep Time: 1 hours
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 15 minutes
- Category: ケーキ
- Cuisine: フランス
ちょこっと
ゼラチン20グラムは多すぎでは。グラサージュがガムのような食感となりました。
Chicca Food
こんにちは、
レシピ試していただいてありがとうございます。
そうでしたか、私の場合最初ゼラチン少なめに作ったらサラサラしすぎて、
冷やしてもケーキの肌が透けて見えるような感じでグラサージュにならなかったので
もう一度ゼラチンの量を増やして作りました。
グラサージュが固すぎたらケーキに流すときの温度を少し高めにするか、
水か生クリームを加えて固さを調整してみて下さい!
forest
グラサージュ自体初めて作りました 分量通りに作りましたところとても残念な食感でした…
私は素人ですがゼラチンが多すぎるのではないかなと感じました
Chicca Food
コメントありがとうございます、グラサージュのレシピ見直しました。
まず粉ゼラチンを使った場合の加える水の量が間違っていました、本当にすみません。
このため粉ゼラチンでこのレシピ試していただいていたらかなり水分量が少なく、固すぎる仕上がりになってしまったかと思います。
あとは同じく板ゼラチンで作ったときに含まれる水分量が絞り方でかなり変わり、ゆるく絞るとゼラチンの8倍の水の量がありました。
粉ゼラチンの場合はゼラチンの5〜6倍の水を加えてふやかすのが一般的なので、
水分が多い→ゼラチンが多いレシピになってしまっていました。
なので板ゼラチンをしっかりしぼり水分を粉ゼラチンと同じように調整してもう一度作り直して、
ゼラチンと水分量を変えました。
ゼラチンは板ゼラチンを使うことが多いので、今まで粉ゼラチンに換算するとき便宜的に計算していたのですが
今後は粉ゼラチンを使っても水分量が合うように気をつけます。
レシピ試していただいたのに正しい表記ではなくて本当にすみませんでした。