甘いものが苦手な人にも人気が高いブランデーケーキ。今回は生地にもシロップにも最高級のコニャックをたっぷり使って焼き上げたブランデーケーキのレシピを紹介します。
ときどき無性に食べたくなる、ブランデーケーキ
まだお酒があまり飲めなかった頃から、年の暮れに誰からか頂くブランデーケーキが大好きでした。初めて食べた時はこんなに美味しいお菓子があったのか!と思うほど香り豊かで他のお菓子とは全く違う、衝撃の美味しさでした。
そのわりにしょっちゅう食べたくなるものでもなくて、冬になって寒くなるとふっと思い出して時々食べたくなる味なんです。
そのせいか自分で作りたいと今まであまり思ったことがなかったのですが、ウィークエンドシトロンを作った時、このレシピでお酒を使ったら美味しそうだな〜と思っていつか試していみたいと思っていました。
軽すぎない、どっしりとした食感のパウンドケーキ
レシピはウィークエンドとだいたい同じの、軽すぎない、どっしりした生地。
生地にも、焼きあがってから塗るシロップにもブランデーを使ってより芳醇な香りがするブランデーケーキに。
秋に作った栗の渋皮煮を何に使おうか迷っていたので、食感のアクセントに加えてみました。
ブランデーケーキ、使うブランデーは?
今回は生地とシロップにコニャックを使いました。
コニャックはブランデーの一種で、フランス南西部のコニャック地方で作られたもの。
コニャックはぶどうの栽培地域と熟成年数によってランクが分かれているのですが、その中でも最高の土壌ランクのグラン・シャンパーニュ、もっとも熟成年数が高いオール・ダージュのものを使いました。
普段は焼き菓子にはそこまで良いお酒を使う必要はないと思っているのですが、シロップとして出来上がってからそのままケーキに塗るので今回はちょっと良いお酒にしてみました✨
クリスマスに、年越しのおせちと一緒に、冬の間こたつのお供に・・・時間が経って少しづつ味わいが変わるのを楽しみながらちびちび食べるのが最高です 🙂
甘いものが苦手・お酒が苦手、でもブランデーケーキだけは好き!という人にプレゼントしても!
使用した材料
私が使ったコニャックは日本には輸入されていないようなので、生産地区・熟成年数が同じようなものを選んでみました。
グランシャンパーニュ、XO
・ポールジロー エクストラヴィユー
グラン・シャンパーニュ、XOの平均熟成25年のものです。ぶどうの剪定や畑の管理、蒸留、熟成、瓶詰めまで全てジロー家で手作業で行われているそうです。
・ラニョーサボラン レゼルヴスペシャル
こちらもグラン・シャンパーニュ、熟成20年のもの。ぶどうの栽培から蒸留、熟成、瓶詰めまで生産者が手がける「プロプリエテール」の中でも注目のラニョーサボラン社のもの。カラメル無添加のコニャックとしても有名です。
グランシャンパーニュ・VSOP
・フラパンVSOP
あまりこだわりはないけれどブランデーケーキを作るために少し良いコニャックを買いたい、という方は熟成期間が比較的短めで値段が手頃なVSOPもいいかも知れません。
フラパンはコニャック地方最高の土壌・グラン・シャンパーニュ地区のぶどうで作られているので、VSOPの中でも高品位。
使用する道具
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栗の渋皮煮入りブランデーケーキ
- Total Time: 1 hours
- Yield: 1 台(20cm パウンドケーキ型) 1x
Description
生地にもシロップにもブランデーをたっぷり使った、ブランデーケーキのレシピ。味のアクセントに栗の渋皮煮を入れてみました。
Ingredients
パウンドケーキ生地
- 125 g 無塩バター, (溶かし)
- 150 g 粉砂糖
- 3 個 卵
- 150 g 薄力粉
- 小さじ½ (約6g) ベーキングパウダー
- 60 g ブランデー
- 8〜10 個 栗の渋皮煮
ブランデーシロップ
- 20 g グラニュー糖
- 30 g 水
- 60 g ブランデー
Instructions
準備
- 型にベーキングペーパーを敷いておきます。
パウンドケーキ生地
- バターをレンジで溶かし、粉砂糖を加えゴムベラでさっと混ぜます。
- 分離したような状態になりますが、そのままで大丈夫。
- 卵をひとつづつ加えよく混ぜ合わせます。生地にツヤが出て乳化した状態になります。
- (白っぽくなるまで泡立てる必要はありません)
- ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加えます。ゴムベラで粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- ブランデーをを加え混ぜ合わせます。
- 型に生地の⅓の量を入れ、栗の渋皮煮を中心に一列に並べます。(焼いているうちに動かないように、出来るだけぎゅうぎゅうに詰めて並べます!)
- 残りの生地を流し入れ、型をトントンと 2、3回上から落として型の中の空気を抜きます。
- 170度のオーブンで40分程焼きます。中心に竹串をさして何もついてこなければ焼き上がりです。
- オーブンでパウンドケーキを焼いているうちにブランデーシロップの用意をします。
- 砂糖と水を合わせて沸騰させ、火を止めてからブランデーを加えます。シロップはできるだけ温かい方が良いので、焼きあがる直前に作ります。
- 焼きあがったケーキを熱いうちに型から出します。シロップを刷毛に伝わせながら塗って染み込ませ、すぐにラップで包みます。
Notes
*栗の渋皮煮を手作りしたい方はこちらのレシピへ → 栗の渋皮煮の作り方
*しっとりした食感にしたいのでバターや卵を泡立てず、ベーキングパウダーだけで生地を膨らませるので、ベーキングパウダーはしっかり計量してください。
- Prep Time: 20 minutes
- Inactive Time: 0 hours
- Cook Time: 40 minutes
- Category: 焼き菓子
- Cuisine: 日本
Nutrition
- Serving Size: 1 grams
- Unsaturated Fat: 0
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