クリスマスに手作りしたい、華やかでラズベリーの酸味が合うクリスマスショートケーキのレシピです。
クリスマスの定番、ショートケーキ!
クリスマスといえばいちごののったショートケーキ!
ブッシュドノエルやパネットーネももちろんもちろん、クリスマスのデザートには最高なのですがクリスマスにいちごのショートケーキを食べると懐かしい気持ちになります。
今回は久しぶりにクリスマスに王道のいちごのショートケーキを作ろうと思っていたのですが、フランスではこの時期いちごが見つからず・・・ということで今回は年間を通して見つかりやすいラズベリーを使って作りました。せっかくなのでピーエルエルメのイスパハンショートケーキのデコレーションを参考にして、ばらの花を飾ってみました。
あとはなかなか手こずるクリームのナッペですが、回転台+長さのあるデコレーションコームで格段に作業しやすくなりました。
パレットナイフでもいいんですが、安定しにくいので慣れていないと動いてしまって跡が残りやすかったのです。ナッペがいつもうまくできないという方、おすすめです!
クリスマスショートケーキの作り方
スポンジケーキ
ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーやスタンドミキサーなどで高速で泡立てます。高速で泡立てることで生地のボリュームを増やします。ミキサーの機種などにもよりますが、3〜4分くらい。
生地が白っぽくなり濃度がついてきたら、低速に変えます。低速で泡立てることで、大きい泡でボリュームが増えた生地を小さい泡にしてきめ細かい生地にしていきます。
10分前後泡立て、全体が白っぽくなり生地を持ち上げて8の字を書いてみて、文字がゆっくりと消えていくくらいになったころがちょうど良い泡立て加減です。
薄力粉を3回に分けてふるい入れ、ボールを回しながらゴムベラを生地の底からすくい上げるように回転させ、さっくりと混ぜ合わせます。
牛乳と溶かしたバターをゴムベラに伝わせながら生地全体に回し入れ、手早く混ぜ合わせます。
175度のオーブンで25〜30分程度焼きます。ドーム状に一番膨らんでいる部分を軽く指で押してみて、弾力があり指の跡がつかなかったら焼けています。
焼きあがったらできるだけすぐに型から外し、オーブンペーパーをはがしてからひっくり返し1分ほどおきます(表面を平らにするため)。さらに裏返してあら熱をとります。
あら熱がとれたらオーブンペーパーをはがしてラップで包み、乾燥を防ぎながら蒸気を生地自体に戻すことによってスポンジ生地をしっとりとさせます。
ホイップクリーム
底に氷水をあてたボウルに生クリーム、砂糖、マスカルポーネを入れます。(マスカルポーネを入れずに全量生クリームに置き換えても作れます)
組み立て
スポンジ生地を3枚に切ります。
今回は1.5cmの厚みで3枚に切り分けましたが、膨らみ方などでスポンジの高さに違いが出る場合もあるので、均等に3等分できるような厚みに調整してみてください。(一番上の焼き色がついた部分は使用しないので注意!)
ルーラーなどがあれば使った方が綺麗に切れますが、なければちょうど良い厚みになる道具などを探してみてください。(今回私はタルトレット型をまわりにおいて使用)
できるだけ刃渡りの長い波刃の包丁を使ってください。
回転台に1枚目のスポンジケーキを置いて必要な量のクリームをパレットナイフで塗り広げます。
ラズベリーを手で半分に裂き(ナイフで切ってしまうと切り口から果汁が出てしまうので、手で裂いてください)、平らになるようにして円形に置いていきます。カットするとき邪魔になるので、中心は避けて置いてください。
ラズベリーの上にクリームを塗り、平らにします。
2枚目のスポンジ生地を置き、1枚目とおなじ作業を繰り返し、3枚目のスポンジをのせます。一度ここでバットなど上から置いておさえ、クリームをラズベリーをなじませる&ケーキを並行にします。
クリームを上面と側面に塗り、上面はパレットナイフでならし、側面はパレットナイフまたはデコレーションコームを縦に固定して、回転台を回してならします。
絞れる固さに調節したクリームを丸口金をつけた絞り袋に入れ、上面にデコレーションします。ラズベリーを山盛りにして飾り、ばらの花びらを置きます。金箔粉をばらの花びらにふりかけてできあがりです!
クリスマスをショートケーキで華やかに!
コツがいるスポンジ生地に、ナッペも丁寧にしなくてはいけないショートケーキは意外と手間がかかりますが、クリスマスにショートケーキがあるとやっぱり気分が盛り上がります。
できればスポンジ生地を1日目に、ホイップクリームのデコレーションは2日目に、と分けて取り組むと気軽にできると思います。
使用する道具
ずっとバネ式の底取れ型を使っていたのですが、側面がよりすっきりして綺麗に仕上がる底取れ型を買いました。型から外すときも上にスライドさせるだけなのでより簡単にできるようになりました。(ムースなどやわらかいケーキのときは、バネを外すときケーキが型にくっ付いて横に広がるので亀裂が入りそうでちょっとドキッとすることが多かったので)
4層のチョコレートケーキを作ったときに、パレットナイフだけでは側面が綺麗にナッペできなくて慌てて買ったデコレーションコーム。長さがあるので背の高いケーキでも何度もクリームに触らず一気にナッペできて跡がつきにくいです。
特に丸いケーキのナッペに便利な回転台。まあでもなくてもなんとかなることも多いので長い間持っていなかったのですが、やっぱりあると便利。(ケーキの道具なんてそんなものですが)
せっかくなのでケーキを回転させるだけではなくデコレーションにも使えるデザインのものを選ぶと、ナッペをしてそのままケーキを出せるので便利です。
レシピをもっと見る
・基本のジェノワーズ
・クリスマスに作りたい!4層に重ねたはなやかチョコレートケーキ
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クリスマスショートケーキのレシピ
- Total Time: 1 hour 30 minutes
- Yield: 8人分 1x
Description
クリスマスに手作りしたい、華やかでラズベリーの酸味が合うクリスマスショートケーキのレシピです。
Ingredients
スポンジケーキ生地
- 3個 卵
- 65g グラニュー糖
- 65g 薄力粉
- 15ml 牛乳
- 15g バター(溶かし)または植物油
ホイップクリーム
- 350ml 生クリーム
- 150g マスカルポーネ
- 75g グラニュー糖
デコレーション
- 2パック ラズベリー
- バラの花びら
- 食用金箔粉
Instructions
準備
- 15cmの丸型に繰り返し使えるオーブンシートを底と側面に敷いておきます。
オーブンを175度に温めます。
スポンジケーキ生地
-
- ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーやスタンドミキサーなどで高速で泡立てます。
高速で泡立てることで生地のボリュームを増やします。ミキサーの機種などにもよりますが、3〜4分くらい。 - 生地が白っぽくなり濃度がついてきたら、低速に変えます。低速で泡立てることで、大きい泡でボリュームが増えた生地を小さい泡にしてきめ細かい生地にしていきます。
- 10分前後泡立て、全体が白っぽくなり生地を持ち上げて8の字を書いてみて、文字がゆっくりと消えていくくらいになったころがちょうど良い泡立て加減です。
- 薄力粉を3回に分けてふるい入れ、ボールを回しながらゴムベラを生地の底からすくい上げるように回転させ、さっくりと混ぜ合わせます。
- 牛乳と溶かしたバターをゴムベラに伝わせながら生地全体に回し入れ、手早く混ぜ合わせます。
- 175度のオーブンで25〜30分程度焼きます。ドーム状に一番膨らんでいる部分を軽く指で押してみて、弾力があり指の跡がつかなかったら焼けています。
- ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーやスタンドミキサーなどで高速で泡立てます。
焼き上がってすぐに型ごと台に落とし蒸気を抜きます。(蒸気が抜けることで生地がへこむのを防ぎます。)手で触れるくらいに冷めたら型から外してラップで包み、上下を返して保存します。(底のオーブンシートはつけたままにしておくと生地の底がへこむのを防ぐことができます。)
ホイップクリーム
- ボウルに生クリーム、砂糖、マスカルポーネを入れます。(マスカルポーネを入れずに全量生クリームに置き換えても作れます)
ハンドミキサーでナッペができる固さまで泡立てます。ナッペをしながらも固くなるので少しだけゆるめに!
組み立て
- スポンジ生地を3枚に切ります。
今回は1.5cmの厚みで3枚に切り分けましたが、膨らみ方などでスポンジの高さに違いが出る場合もあるので、均等に3等分できるような厚みに調整してみてください。
ルーラーなどがあれば使った方が綺麗に切れますが、なければちょうど良い厚みになる道具などを探してみてください。(今回私はタルトレット型をまわりにおいて使用)
できるだけ刃渡りの長い波刃の包丁を使ってください。 - 回転台に1枚目のスポンジケーキを置いて必要な量のクリームをパレットナイフで塗り広げます。
ラズベリーを手で半分に裂き(ナイフで切ってしまうと切り口から果汁が出てしまうので、手で裂いてください)、平らになるようにして円形に置いていきます。カットするとき邪魔になるので、中心は避けて置いてください。
ラズベリーの上にクリームを塗り、平らにします。 - 2枚目のスポンジ生地を置き、1枚目とおなじ作業を繰り返します。
- 3枚目のスポンジをのせます。一度ここでバットなど上から置いておさえ、クリームをラズベリーをなじませる&ケーキを並行にします。
クリームを上面と側面に塗り、上面はパレットナイフでならし、側面はパレットナイフまたはデコレーションコームを縦に固定して、回転台を回してならします。 - 絞れる固さに調節したクリームを丸口金をつけた絞り袋に入れ、上面にデコレーションします。ラズベリーを山盛りにして飾り、ばらの花びらを置きます。金箔粉をばらの花びらにふりかけてできあがりです!
Notes
ホイップクリームにマスカルポーネチーズを加えていますが、生クリーム 500gに砂糖 75gで普通のホイップクリームにしても作れます。
- Prep Time: 1 hours
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 30 minutes
- Category: ケーキ
- Cuisine: フランス
*このレシピのホイップクリームについて一言。
今回このショートケーキのホイップクリームに、生クリームだけではなくマスカルポーネを加えています。それはフランスの生クリームは脂肪分が最高でも30%のものしか見つからないからです。
その生クリームで泡立てると、シュワシュワとした力のないホイップクリームになり、少し経つと水分が出てきてしまいます。要はホイップクリーム用ではないんです。
なのでホイップクリームを作るときはマスカルポーネを加えています。マスカルポーネは脂肪分が高いので、加えるときちんと泡立ちます。しかもクリームにもコクが出て生クリームの重たい脂肪分の濃さにミルキーさが加わります。今までご紹介しているレシピでも、ホイップクリームにマスカルポーネが入っていることが多いのはその理由からです。
ただ日本の生クリームは脂肪分も十分で泡立ちやすいので、‘マスカルポーネクリーム味’にするのが目的でなければそのまま生クリーム100%で作って十分おいしいと思います。
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