苦味と甘みが絶妙な抹茶を使って、口の中でとろけるようなしっとりとした濃厚な食感の抹茶ブラウニーを作ってみました。
しっとり濃厚ブラウニーの抹茶バージョン!
ブラウニーは生地を泡立てる必要がなく、材料を順番に混ぜ合わせるだけでおいしく仕上げられるため、お菓子作りに慣れていない人でも簡単に作れるお菓子です。
ブラウニーは焼き菓子ですが中が半生っぽくしっとりと仕上がるのが特徴です。
もちろんパウンドケーキのようにふわふわとした食感のレシピのものもありますが、このしっとりした生チョコのような食感に仕上がるレシピの方が好きでずっと長い間作り続けています。
以前はブラックチョコレートのブラウニーのレシピを書きましたが、たまたまそのレシピで抹茶で作りたいという方からコメントを頂き、試しに抹茶バージョンでも作ってみました。
チョコレート(カカオ)も抹茶も適度な苦味があるので同じようなレシピで代用できることが多く、ティラミスも一般的なカカオバージョンと抹茶バージョンでほとんど同じレシピで作ることができました。
ただし、抹茶を代用する場合、今回のようにホワイトチョコレートを使うレシピでは、時々甘すぎることがあり、少し心配でした。特にブラウニーは砂糖を多く入れてしっとりした食感を出しているため、単純に砂糖の量を減らすとパサパサした食感になってしまうこともあります。
今回のレシピでは、ブラックチョコレートのレシピをそのまま抹茶に応用しましたが、思ったほど甘くなく、食感も同じようにしっとりと濃厚に仕上がりました。若干甘かったため、少しずつ砂糖の量を減らしてみて、しっとりした食感を損なわない程度に調整しました。
材料
- ホワイトチョコレート - リンツのホワイトチョコを使用。できれば甘すぎないものを選んでください。
- 無塩バター - 溶かしバターを使います。
- グラニュー糖 - ブラウンシュガーを使っても味に深みが出ていいと思いますが、抹茶の緑色がきれいに出にくくなります。
- 卵
- 薄力粉
- 抹茶
作り方
準備
- 型にオーブンシートを敷いておきます。
- オーブンは焼く10分前に170度に予熱しておきます。
- 薄力粉と抹茶をよく混ぜ合わせておきます。
湯煎用にお湯を沸かします。火から下ろしてホワイトチョコレートとバターを入れたボウルを鍋の上にのせてゆっくりと溶かします。(ホワイトチョコレートは熱に弱いので、火にかけて沸騰したお湯に直接ボウルをのせるのは避けて下さい)
レンジで溶かす場合も同様に、低めのワット数に設定して少しずつ溶かしながらその都度混ぜ合わせて下さい。
グラニュー糖を加えて混ぜます。 ここで生地が分離したような感じだったり、グラニュー糖が溶けていない感じでも大丈夫です。
卵を加えて混ぜます。泡立てたりする必要はありません。生地がトロッとしてまとまってきます。
薄力粉と抹茶をよく混ぜ合わせてからふるい入れます。
オーブンシートを敷いた型に流し入れ、予熱した170度のオーブンで約20分焼きます。
焼き上がりはふちが少し盛り上がり、中央が少しへこんでいるような状態です。
火力が弱いオーブンだと焼き時間が足りないことがあるので、できあがりの状態をよく見て焼き時間を調整してみて下さい。
(揺らしてみてあまりにも中央部分が揺れるようだとまだ焼けていません)
冷めたらスクエアにカットして、できあがりです。
抹茶ブラウニーをきれいに作るコツ
抹茶の粉はとても細かいです。
抹茶の粒子の大きさはだいたい粒径10μ(ミクロン)前後と言われています。(1μ=1/1000mm)
目安として、食塩が約400μ(ミクロン)、小麦が50~150μ(ミクロン)、片栗粉が20~70μ(ミクロン)だそうなので、抹茶の粉がいかに細かいかわかると思います。(孫右ヱ門ホームページより)
なので抹茶をお菓子に使うとき、濃度のある生地にそのまま抹茶を加えてしまうとうまく分散されずダマになってしまうことがよくあります。
そのため小麦粉などの粒子が大きい粉と混ぜ合わせてから生地に加える、または少量の水やお酒などに溶かしてから加えると生地と混ざりやすくなります。
また、ミキサーやハンドブレンダーなどを使って生地を作るときは攪拌力が強く自然と生地と混ざります。
もし生地に抹茶のダマが残ってしまったら、ハンドブレンダーにかけるとなめらかな生地になります。
トッピング
抹茶ブラウニーにナッツを入れてもおいしいです。ブラックチョコレートよりはデリケートな味わいなので、ナッツも抹茶の味を邪魔しないものがいいです。
- マカダミアナッツ - マカダミアナッツはクセがなく食感がいいので特におすすめです。
- 松の実 - 松の実も味にクセがなく、抹茶との相性もいいです。
アレンジ
ブラックチョコレートのブラウニー生地と抹茶の生地を両方作り、軽く混ぜ合わせてマーブル状のブラウニー を作ったり2段のブラウニーにしてもおいしくきれいに仕上がると思います。
使用する道具
使用した型は15cmの底が抜けるスクエア型です。天板などを使用してもできます。
抹茶ブラウニーの保存・日持ち
抹茶ブラウニーの保存は、密閉容器やラップで包み直射日光や高温多湿の場所から避けて常温で保管して下さい。特に抹茶は直射日光に当たると緑色が黄色く変色してくるので気をつけて下さい。
冷蔵保存: 通常は冷蔵保存は必要ありませんが、気温が高く湿度が高い場合は冷蔵庫で保存して下さい。ただし、冷蔵するとブラウニーの食感が変わる可能性があるため、食べる前に室温に戻すことをおすすめします。
抹茶ブラウニーの日持ちは一般的に2〜4日程度です。
また、より長期保存を希望する場合は冷凍保存して下さい。ブラウニーを個別にラップで包み、密封袋や冷凍容器に入れて冷凍して約1ヶ月間保存できます。食べる前に自然解凍するか、冷蔵庫で解凍してから室温に戻して召し上がって下さい。
ブラウニーのレシピを見る
抹茶を使ったレシピ
Print超しっとり濃厚!本格抹茶ブラウニーの作り方
- Total Time: 30 minutes
- Yield: 9人分(15cmスクエア型) 1x
Description
苦味と甘みが絶妙な抹茶を使って、口の中でとろけるようなしっとりとした濃厚な食感の抹茶ブラウニーを作ってみました。
Ingredients
- 80g ホワイトチョコレート
- 110g 無塩バター(溶かし)
- 130g グラニュー糖
- 2個 卵
- 25g 薄力粉
- 15g 抹茶
Instructions
準備
- 型にオーブンシートを敷いておきます。
- オーブンは焼く10分前に170度に予熱しておきます。
- 薄力粉と抹茶をよく混ぜ合わせておきます。
抹茶ブラウニー
- 湯煎用にお湯を沸かします。火から下ろしてホワイトチョコレートとバターを入れたボウルを鍋の上にのせてゆっくりと溶かします。(ホワイトチョコレートは熱に弱いので、火にかけて沸騰したお湯に直接ボウルをのせるのは避けて下さい)
レンジで溶かす場合も同様に、低めのワット数に設定して少しずつ溶かしながらその都度混ぜ合わせて下さい。 - グラニュー糖を加えて混ぜます。 ここで生地が分離したような感じだったり、グラニュー糖が溶けていない感じでも大丈夫です。
- 卵を加えて混ぜます。泡立てたりする必要はありません。生地がトロッとしてまとまってきます。
- 薄力粉と抹茶をよく混ぜ合わせてからふるい入れます。
- オーブンシートを敷いた型に流し入れ、予熱した170度のオーブンで約20〜25分焼きます。
- 焼き上がりはふちが少し盛り上がり、中央が少しへこんでいるような状態です。火力が弱いオーブンだと焼き時間が足りないことがあるので、できあがりの状態をよく見て焼き時間を調整してみて下さい。
冷めたらスクエアにカットして、できあがりです。
Notes
- Prep Time: 10 minutes
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 20 minutes
- Category: 焼き菓子
- Cuisine: アメリカ
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