サクサクとした食感と甘いチョコレートの組み合わせで、シンプルながら飽きのこない誰からも愛される定番のお菓子・ポッキーの作り方です。
ポッキーを手作り!
サクサクで食べやすいスティック状のビスケットにチョコレートをコーティングした定番おやつのポッキー。一つ一つチョコレートをコーティングするのは結構な手間なので、買った方が圧倒的に楽ですが、手作りすると好きにアレンジできるのと高級感が出る感じが気に入っています。
ポッキーとプリッツの歴史
プリッツの歴史
ポッキーと似たお菓子にプリッツがありますが、プリッツは元々ドイツで人気だったプレッツェルというおつまみを日本でも広めようと1960年代に開発されたものです。プレッツェルは日本ではパンが有名ですが、小さく細く作りビスケットのように焼き込んだ日持ちのするタイプのものもあります。かたちもプレッツェルの特徴でもある結び目のようなかたちのものと、棒状のものがあります。
プリッツ作りに参考にされたのがこの棒状のビスケットタイプのもので、主にお酒に合わせるおつまみとして食べられています。フランスでもこのタイプのプレッツェルはよく食べられていて、ドイツと縁の深いアルザス地方のものが有名です。
プリッツは「おやつ」か「おつまみ」か
そして日本ではポテトチップスやお煎餅などの塩味のお菓子と、甘いチョコレートなどの甘いお菓子が両方とも「おやつ」として食べられるのが普通ですが、フランスでは甘いものが「おやつ」で塩気のあるものは「アペリティフ」「おつまみ」と分けて認識されています。
実際、日本でもプリッツが発売された当時、「おつまみ」として販売したのが子供たちが「おやつ」として消費したため、人気が出なかったそうです。そこで、子供たちのおやつへと方向転換するために「甘い」バタープリッツを販売し、人気が爆発して品切れが相次いだそうです。
その後、「おつまみ」系のプリッツへ再チャレンジして商品開発され、今ではサラダプリッツやトマトプリッツなど「おつまみ」系としても十分人気があり、大人も子供も大好きなおやつ・おつまみになっています。
「おつまみ」プレッツェルは「おやつ」ポッキーとなり再度ヨーロッパへ
話がプリッツへ外れましたが、ポッキーが発売されたのはプリッツが発売されたもう少し後の1966年で、1963年に「甘い」バタープリッツが発売された3年後です。
現在では、フランスでもポッキーは「MIKADO」という名前で売られていて、人気のあるお菓子のひとつです。ヨーロッパの「おつまみ」のプレッツェルが「おやつ」の「Mikado」として逆輸出され、両方で長く愛されているお菓子になっています。
(参考:グリコ「プリッツの歴史」)
材料
- 薄力粉
- グラニュー糖
- 塩
- 無塩バター
- 牛乳
- チョコレート(コーティング用) - カレボーの811(カカオ分 54.5%)を使用。
ココア生地には以下の材料を追加+
- ココアパウダー
- ホワイトチョコレート - リンツのホワイトチョコを使用。
作り方
準備
- 天板にオーブンシートを敷いておきます。
- オーブンは焼く10分前に170度に予熱しておきます。
- 縦 x 横が 13cm前後の大きさのジッパー袋またはビニール袋を用意します。(あれば)
ポッキー生地
ボウルに薄力粉、グラニュー糖、塩、カットした無塩バターを入れてスケッパーでバターを刻むようにしてざっと混ぜ合わせます。
牛乳を加えてさらに混ぜます。全体に牛乳がいきわたりポロポロした状態になってきます。
用意したジッパーバッグに生地を入れ、めん棒で生地を3mmくらいの厚さにのばします(なければラップなどを使って直接その大きさにのばします)。ポロポロした生地が一体化していること、バターの塊などがないことを確認してください。
冷凍庫に10分ほど入れて生地をよく冷やします。
ジッパーバックを切って生地を取り出し、5mm程度に細長く包丁でカットしていきます。
オーブンシートを敷いた天板の上にカットした生地をまっすぐ並べていきます。移動させるときは切れたりしやすいので注意してください。
170度のオーブンで約12分程度、うっすらと焼き色がつくまで焼きます。焼けたらコーティングするまで冷ましておきます。
チョコレートコーティング
チョコレートをレンジまたは湯煎で溶かします。細長いグラスなどの容器に溶かしたチョコレートを入れます。
容器を傾けてポッキーの生地をチョコレートにくぐらせます。余分なチョコレートをよく落として、オーブンシートの上に並べていきます。
冷蔵庫で10分ほど、チョコレートが固まるまで冷やします。
ココアポッキーの作り方
このレシピと同じ分量でココア生地を作る場合、50gの薄力粉を、45gの薄力粉に5gのココアパウダーに置き換えてください。
作り方は最初の手順で薄力粉と一緒にココアパウダーを入れるだけで、後の手順は同じです。
チョコレートコーティングにはホワイトチョコレートを使用しています。
手作りポッキーの日持ち・保存
手作りポッキーの日持ちは3〜5日程度です。
密閉された容器に入れて、日光があたらない、暗い場所に置いて常温で保存してください。
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- Total Time: 1 hour 12 minutes
- Yield: 25本 1x
Description
サクサクとした食感と甘いチョコレートの組み合わせで、シンプルながら飽きのこない誰からも愛される定番のお菓子・ポッキーの作り方です。
Ingredients
- 50g 薄力粉
- 10g グラニュー糖
- ひとつまみ 塩
- 10g 無塩バター
- 15ml 牛乳
- 100g チョコレート
Instructions
準備
- 天板にオーブンシートを敷いておきます。
- オーブンは焼く10分前に170度に予熱しておきます。
- 縦 x 横が 13cm前後の大きさのジッパー袋またはビニール袋を用意します。(あれば)
ポッキー生地
- ボウルに薄力粉、グラニュー糖、塩、カットした無塩バターを入れてスケッパーでバターを刻むようにしてざっと混ぜ合わせます。
- 牛乳を加えてさらに混ぜます。全体に牛乳がいきわたりポロポロした状態になってきます。
- 用意したジッパーバッグに生地を入れ、めん棒で生地を3mmくらいの厚さにのばします(なければラップなどを使って直接その大きさにのばします)。ポロポロした生地が一体化していること、バターの塊などがないことを確認してください。
- 冷凍庫に10分ほど入れて生地をよく冷やします。
- ジッパーバックを切って生地を取り出し、5mm程度に細長く包丁でカットしていきます。
- オーブンシートを敷いた天板の上にカットした生地をまっすぐ並べていきます。移動させるときは切れたりしやすいので注意してください。
- 170度のオーブンで約12分程度、うっすらと焼き色がつくまで焼きます。焼けたらコーティングするまで冷ましておきます。
チョコレートコーティング
- チョコレートをレンジまたは湯煎で溶かします。細長いグラスなどの容器に溶かしたチョコレートを入れます。
- 容器を傾けてポッキーの生地をチョコレートにくぐらせます。余分なチョコレートをよく落として、オーブンシートの上に並べていきます。
- 冷蔵庫で10分ほど、チョコレートが固まるまで冷やします。
Notes
ココア生地の場合
このレシピと同じ分量でココア生地を作る場合、50gの薄力粉を、
45gの薄力粉に5gのココアパウダーに置き換えてください。
作り方は1.に薄力粉と一緒にココアパウダーを入れるだけで、後の手順は同じです。
チョコレートコーティングにはホワイトチョコレートを使用しています。
- Prep Time: 1 hours
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 12 minutes
- Category: クッキー
- Cuisine: 日本
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