オーブンで焼いているのにレアチーズケーキのようにとろけるような食感が楽しめる、ベークドレアチーズケーキのレシピ
いろいろな種類のチーズケーキ
チーズケーキって材料を混ぜていくだけで簡単に作れるのに濃厚でプロのような味わいに仕上がるので、作るのも食べるのも好き、という方は多いのではないでしょうか。
私はふわふわなのにジュワッと美味しさが感じられるスフレ・チーズケーキから始まり、それからタルト生地で作るさくさくでクリーミーなチーズケーキにはまり、その後サワークリームを使ったニューヨークチーズケーキに出会った時はその濃厚さに感激したものです。
そしてその後出会ったのがベイクドレアチーズケーキ。
実家の近くに、暗い照明の店内にアンティーク家具が並び、一杯一杯ハンドドリップでコーヒーを淹れてくれるバーのようなカフェがあったのですが、そこで並ぶケーキがチーズケーキだけ。ブルーベリー入りのものやチョコレートなど、日によって6〜7種類ならべられていて、どれもこれもすごく美味しかったんです。
そのチーズケーキが、なめらかで濃厚なのにレアチーズケーキのようにねっとりしているわけでわなく、焼いてあるようなのにニューヨークチーズケーキのようにどっしりとした重みがなくしっとりとしていたんです。
どうやったらあの焼いているのにレアのようなしっとりした食感にたどり着けるのだろう、と長年試してみてようやくできたレシピが今回ご紹介するレシピです!
以前紹介したチョコレートのテリーヌでも書いたように、ポイントは焼く温度。焼く温度を変えるだけで口当たりが全く違った、「レア」な食感のベイクドチーズケーキになります。
レシピにはクリームチーズとサワークリームを使用。日本にいる時はサワークリームを使用していましたが、フランスでは手に入らないので「クリームフレッシュ エペス」を使いました。「クレームフレッシュ エペス」は乳脂肪を乳酸発酵させたクリームで、サワークリームより酸味が穏やか。フランスでは料理などにもよく使われます。
チーズケーキのトッピングにも甘みをおさえたクリームフレッシュ エペスを流しています。酸味でさっぱりした味わいになるのと、クリームチーズ と少し柔らかさが違うので食感の違いが楽しめます。
今回はケーキのように丸型で作ったのでグラハムクラッカーを下に敷いたのですが、普段デザートとしてお皿で出す時はパウンド型やスクエア型でチーズケーキ生地だけ焼き、食べるときにクランブルや別に焼いたサブレなどを添えています。
チーズケーキは作ってから少し置いた方が美味しくなるのですが、時間が経つとどうしてもグラハムクラッカーの土台が柔らかくなってしまうんですよね。別に添えると食感が保たれたままなので便利です。
使用する道具
使用する材料
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焼いているのになめらか食感・濃厚ベイクドレアチーズケーキ
- Total Time: 4 hours 20 minutes
- Yield: 1 台(18cm 丸型) 1x
Description
オーブンで焼いているのにレアチーズケーキのようにとろけるような食感が楽しめる、ベークドレアチーズケーキのレシピ
Ingredients
土台
- 90 g ダイジェスティブビスケット
- 45 g 無塩バター
ベイクドレアチーズケーキ
- 300 g クリームチーズ
- 240 g サワークリーム, (クリームフレッシュ エペス)
- 100 g グラニュー糖
- 3 個 卵
- 小さじ½ バニラエクストラクト
トッピング
- 150 g サワークリーム, (クリームフレッシュ エペス)
- 10 g グラニュー糖
Instructions
準備
- 型の底にオーブンペーパーを敷いておきます(側面は敷かなくても良いです)。
- 底取れの型の場合は、湯煎焼きをしたときに水が入らないように型をアルミホイルで覆います。
- グラハムクラッカーを細かく砕き、溶かしバターを加えて混ぜ合わせます。型の底にスプーンの背を使ってぎゅっと押し平らにします。しっかり押さえないと後から崩れてしまうので隙間なく詰めましょう!
ベイクドレアチーズケーキ生地
- クリームチーズ は混ぜやすいように1〜2分レンジで温めます。柔らかくなったクリームチーズとグラニュー糖を合わせてよく混ぜます。
- 卵をひとつづつ加えてよく混ぜます。バニラエクストラクトも加えます。
- サワークリームを加え混ぜ合わせます。
- 生地を一度こし器でこし、型に生地を流し入れます。
- 沸騰したお湯を用意します。型よりひとまわり大きい耐熱容器を用意し、生地の入った型を中心に置きます。(動いてしまわないように布巾などを型の下に置くと良いです)
- 140度に温めたオーブンに生地の入った型と容器を入れます。熱湯を下の容器に静かに注ぎます。(やけどに注意してください!)
- 1時間ほど蒸し焼きにします。
- 生地の上面が膨らみ、揺らしてみるとプリンのように一定方向に波打つように揺れれば焼き上がりです。
- 天板から取り出し、粗熱が取れたら上にトッピングの材料を混ぜてケーキの上に流します。
- 冷蔵庫で3〜4時間冷やします。
- 型からチーズケーキを外す時は型のまわりを熱湯に浸した布巾などで温め、それでも外れにくい場合は型と生地の間にナイフを一周させます。
- Prep Time: 20 minutes
- 冷やす時間: 3 hours
- Cook Time: 1 hours
- Category: ケーキ
- Cuisine: アメリカ
Nutrition
- Serving Size: 1 grams
- Unsaturated Fat: 0
Noratora
はじめまして。教えていただいたレシピでニューヨークチーズケーキを作ってみました。ニューヨークチーズケーキを作るのは初めてだったのですが、美味しくでき上がりました。冷やし時間がちょっと足りない時にカットしたら(早く食べたいと思って…)中心が柔らかかったのですが、翌日には綺麗にカットできるぐらい締まっていました。熱の入れ方やその後の冷やす時間って、微妙な違いでいろいろ変化するので、お菓子作りは難しいけど面白いなあと思いました。家族の評判もよくて、またつくってねと言われました。これからも美味しいレシピお願いします。
Chicca Food
Noratoraさん、初めまして。
レシピ挑戦していただいてありがとうございます!私も理想のニューヨークチーズケーキを探して最初はレシピの配合を変えたりしていたのですが、焼く温度によってもこんなに違いが出るのか、と初めて深く知ることになったお菓子です。今の自宅のオーブンが古いあまり温度調節ができないタイプのもので、時々温度を下げすぎて(120度くらい)プリンのような食感になったことも。いろんな食感も楽しめるし勉強になったお菓子です。また美味しいレシピをご紹介できるように頑張りますー!
yoshi
初めまして!
いつも本当に美味しいレシピをご紹介下さりありがとうございます。もうこのチーズケーキのレシピ以外では作らない!というくらい、このレシピが大好きな味です。
そこで、食感について1つ質問させていただきたいのですが、ボトムは敷かずにパウンド型で焼いているのですが、上段と下段で食感が少し異なるのです。
下段の方がざらつくというか…。混ぜ方や焼き時間が足りないのでしょうか?
アドバイスいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
Chicca Food
yoshiさんこんにちは初めまして!
このレシピ、気に入っていただけたようで嬉しいです!
上段と下段で食感が異なるということですが、もしかしたら焼く温度が関係しているかもしれません。
レシピは140度としていますが、もしかしたらyoshiさんの使われているオーブンではもう少し高い温度設定が良いかもしれません。
私の自宅のオーブンでこのチーズケーキを作ると、(コンベクションオーブンではないもの)
120度で焼くとプリンのような食感、yoshiさんが書かれているように生地が少し分離したり生地から水分が出てきたりします。
140度で焼くとベークドレアの食感、焼いているけれどなめらかな食感になります。
160度以上で焼くとベークドチーズケーキの焼き上がり
という感じになります。オーブンによって設定温度は若干変わったりします。yoshiさんの状態を聞いていると、
どうやら120度で焼いた時くらいの状態な気がするので、もしかしたら150度以上くらいの温度設定で焼いてみると上手くいくかもしれません。
試してみて下さい!
yoshi
早速のお返事ありがとうございます。
確かにプリンの様な食感かもしれません!が!とってもとっても、お味が美味しくて私も家族も大絶賛してました。次回は160度あたりで焼いてみたいと思います。
他にも、レアチーズ、タルトタタン、洋梨とオリーブオイルのチョコケーキやチョコタルトなど作らせていただきました。本当に全て美味しくて、素晴らしいレシピに感謝です。色々なレシピに挑戦したいと思います。(また質問してしまったら、すみません…)
これからも楽しみにしております。
今回はアドバイスありがとうございました!!!
Chicca Food
yoshiさん
そんなにたくさんのレシピを試して頂いたなんて感激です!
わからないことがあったらまたどんどん質問してくださーい!!