ほろ苦い抹茶となめらかで濃厚なマスカルポーネチーズの組み合わせが最高の抹茶のティラミスのレシピ!

苦味と濃厚クリームのバランスが最高のティラミス!
ティラミスを食べるといつも本当にバランスの良いお菓子だな〜と思います。なめらかで濃厚なクリームにエスプレッソとカカオパウダーの異なるふたつの苦味、フィンガービスケットの軽さと程よくエスプレッソに浸した水分の重すぎないバランスでどんなにお腹いっぱいでもデザートにするすると食べられます。
抹茶のティラミスはそのエスプレッソの苦味を抹茶に置き換えたものですが、これがまた、最初に思いついた人すごいな、と思うくらいマスカルポーネのクリームと抹茶の苦味が合うのですよね。抹茶を使ったお菓子は栗の渋皮煮入り抹茶パウンドケーキ、濃厚抹茶テリーヌのレシピなどをご紹介しましたが、抹茶はクリームやバターなどと本当に相性がいいです。
抹茶ティラミスの作り方
ティラミスの作り方のコツはクラシックな方のイタリアで毎日作った本格ティラミスのレシピ!の投稿の方で詳しく書いているのですが、家庭でもレストランでも作られるティラミス、レシピは本当にたくさんあります。
その中でもマスカルポーネの濃厚なクリームに卵白で軽さを、生クリームで濃厚さを出したバランスの良いティラミスのレシピを今回も使いました。
準備
容器に抹茶パウダーをふるい入れ、80度くらい(一度沸騰させたお湯を他の容器などに移して一度冷ましたもの)の熱湯を注ぎ、抹茶をよく溶かしてから常温に冷ましておきます。
マスカルポーネクリーム
ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れてハンドミキサーで白くもったりとするまでよく混ぜます。(ここでよ〜く空気を含ませて泡立てることが重要です!ホイッパーでもいいですが、できれば電動ミキサーやスタンドミキサーを使ってしっかり泡立てて下さい)
マスカルポーネチーズを加えて混ぜ合わせます。ここはあまり泡立てる必要はなく、混ぜすぎに注意します。高速でさっと混ぜ合わせればOK。
別のボウルに生クリームを7分立てにします。
別のボウルに卵白を入れて、グラニュー糖とあわせて角がゆるやかに立つまでハンドミキサーで泡立てます。
泡立てた生クリームを1.にゴムベラで底から大きく返すように混ぜ合わせます。泡立てた卵白も同じように混ぜ合わせます。泡を潰さないように、手早く&丁寧に混ぜ合わせて下さい!
組み立て
フィンガービスケットの両面を抹茶液にさっと浸し、型に並べていきます。
(このとき抹茶液はぬるいくらいがちょうど良いです。熱すぎるとフィンガービスケットに抹茶液が染み込みすぎ、冷たいと染み込みづらくなります)
感覚的には抹茶液を表面に染み込ませ芯は残っている感じです。中までしっかり染み込ませようとしっかり浸しすぎるとビスケットが水っぽくなってしまうので、手早くさっと浸します。(時間が経つと抹茶液とマスカルポーネクリームがビスケットに染み込んで柔なかくなるので心配いりません)
慣れていない時は最初にフィンガービスケットを型に並べて、エスプレッソの半量をハケで塗るように染み込ませて下さい。
マスカルポーネクリームの半量を流し入れます。
残りのフィンガービスケットを抹茶液を染み込ませながらクリームの上に並べます。マスカルポーネクリームを流し入れ平らにならし、冷蔵庫で2時間以上冷やします。
仕上げに抹茶パウダーをふって出来上がりです。
使用する材料
使用する道具
よくある質問(FAQ)
A1. 使用するマスカルポーネの状態を事前に確認しましょう。
できるだけ新鮮で保存状態のよいマスカルポーネチーズを使うのがポイントです。
暑い時期や賞味期限が近いものでは、容器の中で分離が起こり、チーズと容器の間に水がたまっていることがあります。
こういった状態のマスカルポーネは、生地に混ぜたときにダマになったり、なめらかに混ざらず、クリームがゆるく仕上がってしまうことがあります。
使う前にチーズの状態を軽く混ぜてチェックし、なめらかで均一な質感のものを選びましょう。
A2. 浸す時間と抹茶の温度に注意!
フィンガービスケットを常温の抹茶に片面2秒ほど浸すくらいがベストです。熱すぎたり、長時間浸すと形が崩れやすくなるので、浸しすぎには要注意です。
A3. どちらか一方だけでもOKです!
家庭で作るティラミスでは、卵白のメレンゲだけで軽さを出すことが多く、レストランなどでは生クリームだけで濃厚に仕上げることもよくあります。
このレシピでは、生クリームのコクとメレンゲの軽さを両立させるために両方使っていますが、お好みや手元の材料に応じて、どちらか一方だけで作っても大丈夫です。
A4. ポイントは「全ての材料にしっかり空気を含ませる」こと!
マスカルポーネや卵黄、生クリームなど、重たい素材を多く使っているため、ふんわり軽く仕上げるには空気を含ませながら混ぜるのが大切です。
・卵黄と砂糖は、白っぽくもったりするまでしっかり泡立てる
・生クリームや卵白も、別々に泡立ててから、ゴムベラで泡を潰さないようにやさしく混ぜ合わせる
などに気をつけて作って見てください!
A5. 低温殺菌卵やパータボンブ方式が安心!
夏場やお住まいの地域によって生卵の使用が気になる方は、“低温殺菌卵(パスチャライズド)”を使うのがおすすめです。それが手に入らない場合は、卵を湯煎で加熱しながら泡立てる「パータボンブ方式」のレシピに切り替えるとより安全に仕上がります。
ティラミスのレシピ
イタリアのお菓子のレシピ
本格抹茶ティラミスのレシピ
- Total Time: 2 hours 30 minutes
- Yield: 8人分(22X16 スクエア型 1台分)
Description
ほろ苦い抹茶となめらかで濃厚なマスカルポーネチーズの組み合わせが最高の抹茶のティラミスのレシピ!
Ingredients
土台
- 200ml お湯
- 8g(小さじ4) 抹茶パウダー
- 20本 フィンガービスケット
ティラミスクリーム
- 4 個 卵黄
- 60 g グラニュー糖
- 250 g マスカルポーネ
- 100 g 生クリーム
- 2 個 卵白
- 40 g グラニュー糖
- 大さじ1 抹茶パウダー
Instructions
準備
- 容器に抹茶パウダーをふるい入れ、80度くらい(一度沸騰させたお湯を他の容器などに移して一度冷ましたもの)のお湯を注ぎ、抹茶をよく溶かしてから常温に冷ましておきます。
マスカルポーネクリーム
- ボウルに卵黄、グラニュー糖(60g)を入れてハンドミキサーで白くもったりとするまでよく混ぜます。(ここでよ~く空気を含ませて泡立てることが重要です!)
- マスカルポーネチーズを加えて混ぜ合わせます。ここはあまり泡立てる必要はなく、逆に混ぜすぎに注意して下さい。高速でさっと混ぜ合わせればOKです。
- 別のボウルに生クリームを入れ、7分立てにします(ツノが立たずすじが残るくらい)。
- 別のボウルに卵白を入れて、グラニュー糖(40g)とあわせて角がゆるやかに立つまでハンドミキサーで泡立てます。
- 泡立てた生クリームを2.に加え、ゴムベラで底から大きく返すように混ぜ合わせます。泡立てた卵白も2~3回に分けて加え、同じように混ぜ合わせます。
組み立て
- フィンガービスケットを抹茶液にさっと浸し、型に並べていきます。(このとき抹茶液はぬるいくらいがちょうど良いです。熱すぎるとフィンガービスケットに抹茶液が染み込みすぎ、冷たいと染み込みづらくなります。)長く浸しすぎるとビスケットが水っぽくなってしまうので、手早くさっと浸します。慣れていない時は最初にフィンガービスケットを型に並べて、抹茶液の半量をハケで塗るように染み込ませて下さい。
- マスカルポーネクリームの半量を流し入れます。
- 残りのフィンガービスケットを抹茶液を染み込ませながらクリームの上に並べます。マスカルポーネクリームを流し入れ平らにならし、冷蔵庫で2時間ほど冷やします。
- 仕上げに抹茶パウダーをふって出来上がりです。
Notes
- フィンガービスケットはスポンジケーキやビスキュイ、カステラなどでも代用できます。
- このレシピでは生卵を使っています。生卵が食べられない地域にお住まいの方は殺菌された卵を使って下さい。
ティラミスケーキのマスカルポーネクリームはパータボンブ方式で卵を加熱して作っているので、そちらのレシピも参照してみて下さい。
- Prep Time: 30 minutes
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 2 hours
- Category: デザート
- Cuisine: イタリア
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