
サクサクのタルト生地に爽やかなレモンクリームと軽やかなメレンゲを合わせたレモンタルト。基本の材料と作り方で、サンド仕立てにするだけで新鮮でおしゃれな仕上がりに。見た目も華やかなアレンジレシピです。
タルトに酸っぱいレモンクリームを詰めたタルトシトロンはフランスのお菓子として有名ですが、それにメレンゲを乗せたらアメリカ菓子・・と思っていたのですが、調べてみると少しレシピが違いました。
タルトシトロンはタルト生地(パートシュクレ)にレモンカード(レモン汁とゼストに卵黄と砂糖を加えて加熱し、バターでなめらかさとコクを出したクリーム)を詰める方式。このレモンカード自体はイギリス発祥とされており、クエーカー教徒たちが17〜18世紀ごろに発明したという説が有名です。
一方、アメリカ菓子としての「レモンメレンゲパイ」はパイ生地にレモンのカスタードクリーム、その上にメレンゲをのせる方式です。カスタードは牛乳を使ったものではなく、水・卵黄・砂糖・コーンスターチで濃度を出す、以前ご紹介したポルトガルのエッグタルトのクリームに近い作り方をするレシピが多いようです。
このレモンメレンゲパイの起源はフィラデルフィアのパティシエ、エリザベス・グッドウェルが1806年にレシピを標準化したとされていますがはっきりとした証拠があるわけではなく、有力な説の一つとされています。
また、メレンゲ自体は18世紀初頭にスイスで考案されたとされ、その後フランスで発展し、さまざまな菓子に取り入れられていきました。アメリカのレシピを見ると、卵白と砂糖を泡立てるシンプルなメレンゲ(いわゆるフレンチメレンゲ)を使うものも多いようでした。
ではフランスの「タルトシトロン・メレンゲ」はどこから来たのかという点については明確な起源ははっきりしていませんが、イギリス由来のレモンクリーム、ヨーロッパで発展したメレンゲ技術、そしてアメリカのレモンメレンゲパイといった要素が影響し合いながら成立したと考えられているようです。
今回のレシピはそのヨーロッパ式 ー タルト生地・レモンカード・イタリアンメレンゲの「レモンメレンゲタルト」を元に、同じ素材でちょっと違った表情にアレンジしたものです。
酸味のあるレモンカードにサクサクタルト、甘くて柔らかい口当たりのメレンゲを少し焦がして香ばしい風味を加えたメレンゲとお菓子のバランスはそのままでおしゃれに簡単に作れるレシピです。
材料
タルト生地
レモンカード
イタリアンメレンゲ
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タルト生地

無塩バター、粉砂糖、薄力粉、塩、溶き卵をフードプロセッサーに入れ、生地がひとまとまりになるまで撹拌します。

ラップに包んで冷蔵庫に入れ、30分ほど休ませます。

生地を約3mmの厚さに伸ばして、直径8cmの丸型でくり抜きます。さらにそれを半分(半円状)にカットします。

シルパンの上に並べ、170℃に予熱したオーブンで約12分焼きます。




