砂糖や小麦粉を使わないで、できるだけ糖質の少ない材料で作ったレモンパウンドケーキのレシピです。アーモンドパウダーたっぷりでヨーグルト、レモン汁も入っているので食感はとてもしっとり。さらにアイシングをかけてデコレーションすることもできます。低糖質でもおしゃれに作れるプレゼントにもぴったりのレシピです。
材料
低糖質レモンパウンドケーキ生地
- 無塩バター(溶かし) - 今回のレシピでは溶かしバターを使います。バターを柔らかく戻して練って・・・という作業がないので簡単で作りやすいです。
- ラカント(エリスリトール) - ラカントとは羅漢果(ラカンカ)と呼ばれるエキスととうもろこしの発酵から得られる成分(エリスリトール)で作られた、天然素材の自然派甘味料です。ラカント自体にカロリーはなく、血糖値にも影響しないのでダイエットや糖質制限のある方におすすめの食材です。
- レモン汁
- レモンの皮
- 卵
- ヨーグルト - ヨーグルトを入れることで生地が柔らかくなります。
- アーモンドパウダー - 小麦粉の代わりにアーモンドパウダーを使います。アーモンドパウダーを使うことで風味も増します。
- ベーキングパウダー - 卵やバターを泡立てたりせず、ベーキングパウダーだけで膨らませているのできっちり測って忘れずに入れてください!
低糖質レモンアイシング
- 粉末ラカント - 甘味料のラカントを粉末状にしたものです。アイシングには粉末のものを使いますが、ラカントの顆粒をフードプロセッサーにかけて粉末にすることもできます。
- レモン汁
作り方
下準備
- バターはレンジまたは湯煎で溶かしておきます。
- レモンは皮をすりおろし、汁を絞っておきます。
- パウンド型に繰り返し使えるオーブンシートまたはオーブンシートを敷いておきます。
- オーブンは使う10分前に160度に温めておきます。
低糖質レモンケーキ生地
ボウルに溶かしたバターを入れ、ラカントを入れて混ぜます。
レモン汁とレモンの皮を加えて混ぜます。
卵をひとつづつ加えその都度よく混ぜます。
注意: パウンドケーキ作りで卵をバター生地に加えたとき分離しやすいですが、ラカントを使ったレシピの場合その傾向がより顕著なように思います。ここで生地が分離したようになって戻らない場合は、レンジか湯煎で温めてバターを完全に溶かすと卵と混ざりやすくなります。
ヨーグルトを加え混ぜます。
アーモンドパウダーはふるいにかけられない場合はざっとダマを潰してから生地に加えます。ベーキングパウダーも加えて混ぜ合わせます。
生地を型に注ぎ入れ、160度のオーブンで40分ほど焼きます。
焼き上がりそのままをスライスしただけでも十分おいしいです。さらにデコレーションしたい方は、ぜひアイシングも作ってみて下さい!
低糖質レモンアイシング
ボウルに粉末のラカントを入れ、レモン汁を少しずつ加えてホイッパーで混ぜ合わせます。お好みの濃度になるまでレモン汁を加えます。(レモン汁が足りなくなったら、水または牛乳を加えて濃度を調節して下さい。)
ケーキの上からアイシングをかけ、パレットナイフで上面からアイシングをサイドに落とします。レモンの皮のすりおろしをふりかけます。
低糖質レモンケーキ作りのコツ
ラカントを使った生地は砂糖を使った場合と比べて分離しやすいように思います。この生地の場合、バターを溶かしたところに手早く次々と常温に戻した材料を加えていけば分離しにくくなるはずです。
生地が分離してしまったり、材料を常温に戻し忘れていたりした場合は湯煎にかけながら・レンジで温めながら混ぜていくと分離がもとに戻ります。
また焦げ色がつきやすいので、普段パウンドケーキを焼く温度より10度くらい下げて焼いてください。
低糖質・グルテンフリー
糖質の高い小麦粉の代わりにアーモンドパウダーを、砂糖の代わりにラカントを使用して低糖質のレモンケーキを作りました。ラカントは天然素材の自然派甘味料で、ラカント自体にカロリーはありません。血糖値にも影響しないのでダイエットや糖質制限のある方におすすめの食材です。
また小麦粉の代わりにアーモンドパウダーを使っているのでグルテンフリーです。
他のおすすめ低糖質レシピ!
保存
アイシングをかけない状態であれば、ラップをして冷凍庫で1ヶ月ほど保存できます。
アイシングをかけたあとは冷蔵庫に入れずに(冷蔵庫に入れるとアイシングが溶けてしまいます)、涼しい場所で保管して2〜3日で食べ切って下さい。
バリエーション
低糖質にこだわらない方は、以前ご紹介したフランス生まれのウィークエンドシトロン | レモンケーキのレシピもおすすめです!こちらの方は生地にもレモン汁を入れ、焼き上げてからもレモンシロップを打ち、レモンアイシングをかけたレモンづくしのパウンドケーキです。
デコレーションの仕方ですが、このレシピではアイシングに少し濃度をつけてサイドに垂らす感じのデコレーションにしています。これをもう少し薄くして全体をアイシングで覆うような感じにもできます。(ウィークエンドシトロンの方でこのやり方をしているのでこのアイシングのやり方に興味があれば参考にしてみて下さい)
使用する道具
使用する材料
パウンドケーキにはラカントの顆粒、アイシングには粉末タイプのものを使いました。ラカント自体手に入りにくく、粉末となるとなかなかお持ちではない方も多いと思います。フードプロセッサーをお持ちなら、ラカントの顆粒をフードプロセッサーにかけて粉末にすることもできます。
低糖質のレシピをチェック!
Print低糖質レモンケーキのレシピ
- Total Time: 20 minutes
- Yield: 10人分(20cmパウンド型 1台分) 1x
- Diet: GlutenFreeDiet
Description
砂糖や小麦粉を使わないで、できるだけ糖質の少ない材料で作ったレモンパウンドケーキのレシピです。
Ingredients
低糖質レモンパウンドケーキ生地
- 80g 無塩バター(溶かし)
- 80g ラカント(エリスリトール)
- 20ml レモン汁(レモン約半個分)
- 1個 レモンの皮
- 2個 卵(常温)
- 90g ヨーグルト
- 160g アーモンドパウダー
- 小さじ1(4g) ベーキングパウダー
低糖質レモンアイシング
- 100g 粉末ラカント
- 40ml レモン汁(レモン1個分)
Instructions
準備
- バターはレンジまたは湯煎で溶かしておきます。
レモンは皮をすりおろし、汁を絞っておきます。
パウンド型に繰り返し使えるオーブンシートまたはオーブンシートを敷いておきます。
オーブンは使う10分前に160度に温めておきます。
低糖質レモンパウンドケーキ生地
- ボウルに溶かしたバターを入れ、ラカントを入れて混ぜます。
- レモン汁とレモンの皮を加えて混ぜます。
- 卵をひとつづつ加えその都度よく混ぜます。
*ここで生地が分離したようになって戻らない場合は、レンジか湯煎で温めて下さい。 - ヨーグルトを加え混ぜます。
- アーモンドパウダーはふるいにかけられない場合はざっとダマを潰してから生地に加えます。ベーキングパウダーも加えて混ぜ合わせます。
- 生地を型に注ぎ入れ、160度のオーブンで40分ほど焼きます。
低糖質レモンアイシング
- ボウルに粉末のラカントを入れ、レモン汁を少しずつ加えてホイッパーで混ぜ合わせます。お好みの濃度になるまでレモン汁を加えます。(レモン汁が足りなくなったら、水または牛乳を加えて濃度を調節して下さい。)
- ケーキの上下を返し、ケーキの上からアイシングをかけ、レモンの皮のすりおろしをふりかけます。
- アイシングをかけてから別のお皿に移す場合は、アイシングが乾く前にお皿に移して下さい。(アイシングが乾いてから移動させようとすると、アイシングにヒビが入ってしまうことがあります。)
- アイシングが完全に乾いたら出来上がりです!
Notes
ラカントを使った生地は砂糖を使った場合と比べて分離しやすいように思います。この生地の場合、バターを溶かしたところに手早く次々と常温に戻した材料を加えていけば分離しにくくなるはずです。
生地が分離してしまったり、材料を常温に戻し忘れていたりした場合は湯煎にかけながら・レンジで温めながら混ぜていくと分離がもとに戻ります。
焦げ色がつきやすいので、普段パウンドケーキを焼く温度より10度くらい下げて焼いてください。
- Prep Time: 20 minutes
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 40 minutes
- Category: 低糖質レシピ
- Cuisine: フランス
ゆか
こんにちは。
ウイークエンドシトロンがとてもおいしく作れたので、こちらも試してみたいのですが(低糖質やダイエットはしていないので)砂糖をラカントでなく、普通のきび糖や粉糖、グラニュー糖などでも同じ分量で同様に作れますか。
Chicca Food
こんにちは、
このレシピでラカントを普通の砂糖に変えても作れます!
薄力粉を使ってなくてアーモンドパウダーをたっぷり使っているので香ばしいのですがキメが粗いので
以前のウィークエンドシトロンのようにシロップは打ってません。
なのですが薄力粉がない分しっとりが続きます。
普通の砂糖は保水力があるので、さらにしっとりと仕上がると思います!
ゆか
アーモンドとレモンや柑橘の組合せ、大好きなのでぜひ作ってみます。ウイークエンドを溶かしバターで作ったのはこのレシピが初めてで、うまくできるか不安でしたが焼き色もきめも食感もいい感じにできてとてもおいしかったです!すてきな作り方とレシピを見つけられ、うれしいです‼︎
ちなみにレモンをオレンジで同じように作れますか?時々フランスのレシピを見てると双方をおきかえて作ったとあったりするので、、ただレモンの強い酸味の方がレシピによっては他の材料に負けないというか、お菓子映えするかもしれませんね。
Chicca Food
ゆかさんこんにちは!
レシピ試していただいてありがとうございます!
オレンジって皮はレモンと同じように爽やかでいいアクセントになるのですが、
果汁の方がお菓子に使うとボヤッとした味になりますよね。
なのでこのレシピでレモンをオレンジに全部変えてしまうと、ちょっとパンチのないお菓子になってしまう気がします。
フランスのレシピとかだと agrumes=柑橘系と表示されててレモンとかオレンジを一緒に使ってるケーキが結構あります。
オレンジのケーキのレシピでも少しレモン果汁が入れてあったりするので、
オレンジに変えるとしたら少量レモンを足すといいバランスになると思います。
あとはケーキの土台部分は全部オレンジにして、上はオレンジのスライスコンポート
(レシピ→https://chiccafood.com/orange-roll-cake/)
をのせたりするとアイシングにするよりオレンジの香りがたつと思います!
ゆか
なるほど、オレンジとレモンを組合せてそれぞれの良さをいかせたらいいですね!早く作りたくなります‼︎オレンジスライスのコンポートも参考にしますね。もうすぐ国産バレンシアオレンジの季節なので楽しみです。
いろいろ参考になります、ありがとうございます!