茹でた卵の黄身を使ってさくさくホロホロに焼き上げた、ミモザクッキーのレシピ
「ミモザ」の名前がつく料理
茹でた卵の黄身を裏ごしするとミモザの小さな丸い花のように見えるので、サラダやパスタなどに散らした料理を「ミモザ」の名前をつけて呼んだりします。ただの卵の黄味なのですが華やかな春らしい色合いになり、味にもこくが出ます。
ケーキではミモザケーキという、スポンジケーキを細かく切ってケーキの上にミモザの花のように飾るケーキがイタリアにあります。
イタリアの女性の日、フェスタ・デッラ・ドンナ
3月8日は「国際女性デー」の日ですが、イタリアでは「フェスタ・デッラ・ドンナ」と呼ばれこの日に男性が女性にミモザの花をプレゼントする習慣があります。
街中にミモザの花束を売る屋台が出ると一気に街が華やかになり、日本の桜のように、ミモザが咲くと春の訪れを感じさせます。
イタリア版ミモザクッキー、カネストレッリ
さてこのミモザクッキーですが、外見はミモザを連想させるものでもないシンプルなものですが、材料に茹でた卵の黄身を使っているのでミモザクッキーと呼ばれています。茹でた卵の黄身を使うとどこかしっとりしているのにさくさくほろほろした独特の食感に仕上がります。
私が初めてこのクッキーを習ったのは藤野真紀子さんの教室だったのですが、ミモザの花の華やかな名前、素朴な外観、あまり食べたことがない独特の食感と意外性の多いおもしろいお菓子だと思った覚えがあります。
そして茹でた卵の黄身を使うクッキーはイタリアにもありました。イタリア北西のジェノヴァがあるリグーリア地方特産のお菓子、カネストレッリです。イタリアではよく知られたお菓子で、箱入りのカネストレッリがスーパーでも売られています。マルゲリータの花の形で中心が丸くくり抜かれ、粉砂糖がたっぷりとかかっています。
一口サイズ!ミモザクッキー
さてこのミモザクッキー、どんな形で作ろうか・・・
カネストレッリにはドーナツ型のように外側と内側を同時にくりぬける花の形をした専用の型がありますが残念ながら持っていないですし、藤野真紀子さんの教室で習った時は確かスコーンのように少し大きめに高く作り、艶を出すための塗り黄身をしていたように記憶しています。
コクのある優しい味わいなので、ミモザの花のように小さい丸で作ってみたら一口サイズでちょうど良かったです。生地は少し厚めの1cmくらいにした方がより独特の食感を楽しめます。
使用する道具
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ゆで卵の黄身で作る、ミモザクッキーのレシピ
- Total Time: 40 minutes
- Yield: 25個 1x
Description
茹でた卵の黄身を使ってさくさくホロホロに焼き上げた、ミモザクッキーのレシピ
Ingredients
- 1 個 卵黄
- 25 g 粉砂糖
- 50 g 無塩バター
- 50 g 薄力粉
- 30 g コーンスターチ
- ¼ 個 レモンの皮, (すりおろす)
Instructions
- 卵を固茹でします。鍋に卵と水を入れ、沸騰後12分茹でから水にとり冷まし、皮をむきます。卵黄を取り出して粗めのこし器で裏ごしします。
- ボールにふるった薄力粉、コーンスターチ、粉砂糖、レモンの皮のすりおろしを入れます。
- 角切りにした冷たい無塩バター、裏ごしした卵黄も加えてひとまとまりになるまで混ぜ合わせます。
- ラップで生地を包み、冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
- 生地をめん棒で1cmほどの厚さに伸ばし、型抜きでくり抜いて天板に並べます。
- 170度のオーブンで10〜12分ほど、うっすらと焼き色がつくまで焼きます。
- 粉砂糖をふりかけて出来上がりです。
- Prep Time: 30 minutes
- Inactive Time: 0 hours
- Cook Time: 10 minutes
- Category: クッキー
- Cuisine: Italian
Nutrition
- Serving Size: 1 grams
- Unsaturated Fat: 0
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