簡単にできる速成折り込みパイ生地。
通常のパイ生地はデトランプと呼ばれる小麦粉、水、塩を合わせた生地にパターの塊を置いて折り込んでいきますが、これは角切りにしたバターを直接デトランプに混ぜ合わせて折り込んでいってしまう簡易型のパイ生地です。
簡単にできて高く浮きあがり、バターの風味も美味しく、水分が多いクリームを合わせても食感が失われないのでいろんなお菓子やお惣菜に使えます。
私は夏の暑い時、温度調節が効かない厨房ではもっぱらフィユタージュ・ラピッドでお惣菜パイを焼いていました。
難易度が高い普通のパイ生地に挑戦する前に、まずはこのやり方で三つ折りのやり方をマスターすると良いと思います。
Print速成折り込みパイ生地(フィユタージュ ・ラピッド)
- Total Time: 3 hours
- Yield: 1 台(20cm) 1x
Description
ラピッドは速いという意味で、すぐにできるパイ生地という意味です。パイ生地の中でも簡単な作業で仕上がり、水分の多いクリームや果物と合わせても食感が失われにくい生地です。
Ingredients
Scale
- 125 g 薄力粉
- 125 g 強力粉
- 5 g 塩
- 125 ml 冷水
- 225 g 無塩バター
Instructions
下準備
- 薄力粉と強力粉は合わせてふるっておきます。バターは2〜3cm角に切り、冷凍庫で冷やして固くしておきます。
冷水に塩を加えて溶かしておきます。
手順
- 薄力粉と強力粉をふるい入れたボールにバターを入れ、バターに粉をまぶすような感じでさっと混ぜます。 *ここではバターのかたちを保ったままで、練ったりこねたりバターを潰したりしないようにしてください!
- 全体に塩を溶かし込んだ冷水を振りかけてざっと混ぜます。水分が粉全体にいきわたるように混ぜます。このときもバターは塊のまま残っている状態です。もし粉が残るようなら水を足してください。ラップに包んで30分程度生地を冷蔵庫で休ませます。
- 打ち粉をした台に生地を取り出して、3倍の長さの長方形に伸ばします(約 18x45cm)。
向こう側から手前に⅓折り込み、手前からまた⅓折り込みます。(三つ折り1回目) - 生地を90度回転させてまた長方形にのばし、同じように三つ折りにします(三つ折り2回)。冷蔵庫で1時間休ませます。
- さらに三つ折りを4回して、合計6回の三つ折りをします。三つ折りが終わったらラップをして使うまで冷蔵庫で2時間以上、できれば一晩休ませます。
Notes
簡単に早くできる折り込みパイ生地。ポイントはバターをよく冷やすことと、決して混ぜ過ぎないことです。バターがゴロゴロと残っている状態で生地をまとめます。折り込みを繰り返していくうちに滑らかな生地になります。水分の多いクリームや果物と合わせても食感が失われにくい生地。作ったらできるだけ早く使い切りましょう。
- Prep Time: 1 hours
- Inactive Time: 0 hours
- Cook Time: 2 hours
- Category: 基本のレシピ
- Cuisine: French
Nutrition
- Serving Size: 1 grams
- Unsaturated Fat: 0
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