ローマを代表する名門カフェ、タッツァドーロのエスプレッソグラニータは芳醇な香りが楽しめるエスプレッソを凍らせて濃厚でなめらかな生クリームと合わせた絶妙な調和が楽しめる逸品です。今回はローマまで足を運ばずとも、暑い夏におうちで手軽に楽しむことができるエスプレッソグラニータのレシピをご紹介します。
ローマのエスプレッソグラニータ
ローマには美味しいエスプレッソが楽しめる有名なカフェがいくつかありますが、その中でもパンテオンの近くに位置する「タッツァ・ドーロ」というカフェは、エスプレッソのグラニータとホイップクリームが評判です。
エスプレッソの発祥地であるイタリアでは、暑い夏にジェラートを食べることはあってもアイスコーヒーを飲むことはあまりありません。そのため、エスプレッソを提供するカフェでグラニータを見かけることはあまりありませんが、タッツァ・ドーロでは珍しい夏のカフェメニューとして密かに人気があります。
エスプレッソ自体もそのおいしさで有名なカフェなので、そのエスプレッソで作ったグラニータも間違いないおいしさです。
夏の定番・グラニータとグラッタケッカ
ローマ市内にはグラニータを食べるところはあまりなくて、代わりにグラッタケッカという、氷を細かく削ってシロップをかけたものがあります。
グラニータは砂糖や果汁で味をつけてから凍らすのに比べて、グラッタケッカは氷の塊を削ってシロップで味をつけるのでこっちの方が日本でいうかき氷に近い感じです。ただかき氷より氷の粒が大きいのでガリガリする感じ。
夏になるとこのグラッタケッカの屋台がテベレ川沿いに出るので、お祭りみたいに深夜まで人が途絶えずにみんな外で食べてます。
苦味のあるコーヒーと濃厚クリーム
この組み合わせを作っていて常に頭に浮かんでいたのが昔ながらの日本のカフェゼリー。あの足の所にクリームがついているあれです。
苦味があって甘さ控えめなコーヒーゼリー に濃厚クリームとの相性がよくて、さすがロングセラー!のバランスのよさ。確かにコーヒーのゼリーにしろグラニータにしろ、さっぱりしているけど脂肪分がなくて物足りないところも。それをクリームを合わせることですごくバランスがよくなります。
とうわけでホイップクリームよりハマったのがエスプレッソのグラニータにただ生クリームをかけて食べる食べ方。私はコーヒーを1日に4〜5杯を飲むのですが、夏の暑いときは時々このグラニータに変えて食べてます。
使用する道具
エスプレッソコーヒーを淹れるのに、家では今ビアレッティを使っています。出来上がりの味はお店で飲むエスプレッソコーヒーとドリップコーヒーの中間くらいでしょうか。イタリア人の中にはバールのエスプレッソコーヒーは濃すぎてこっちの方が好き、という人も結構います。
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イタリアの夏の定番・ホイップクリームとエスプレッソグラニータ
- Total Time: 1 hour 10 minutes
- Yield: 4 人分 1x
Description
苦味のあるエスプレッソグラニータに濃厚ホイップクリーム・夏の定番カフェメニューのレシピ
Ingredients
エスプレッソグラニータ
- 200 g エスプレッソコーヒー
- 200 g 水
- 70 g グラニュー糖
ホイップクリーム
- 200 g 生クリーム
- 20 g グラニュー糖
Instructions
エスプレッソグラニータ
- エスプレッソコーヒー(または濃いめにいれたドリップコーヒー)をいれ、熱いうちにグラニュー糖を加えて混ぜて溶かします。
- 水を加えて混ぜます。
- 冷凍できる容器に注ぎ入れて、冷凍庫に入れて冷やし固めます。
- 固まってきたら途中で冷凍庫からとりだしフォークで削るようにしてかき混ぜます。再び冷凍庫へ入れ、また固まってきたらフォークで混ぜる、を数回繰り返します。 繰り返す回数が多いほど細かいグラニータになります。
ホイップクリーム
- ボウルに生クリームをいれ、グラニュー糖を加えます。
- 電動ミキサーでツノが立つまで泡だてます。
仕上げ
- グラスに生クリームを入れます。その上からグラニータをいれ、仕上げにたっぷりホイップクリームをのせて出来上がりです。
- Prep Time: 10 minutes
- Inactive Time: 0 hours
- Cook Time: 1 hours
- Category: アイスクリーム
- Cuisine: イタリア
Nutrition
- Serving Size: 1 grams
- Unsaturated Fat: 0
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