菱餅をイメージした3層のチーズケーキに、桃の花のシュガークラフトを飾ったひな祭りにぴったりのレシピです。
ひな祭り!華やかな花のケーキ
前から作ってみたかった花のケーキ!
シュガークラフトを使ってケーキを飾るとすごく華やかになるのでもっと気軽に使ってみたいと思うものの、シュガークラフト専門の方がいるようにケーキを作るのとはまた違った技術や専門の道具が必要なのでいつもなかなか手が出せません。
本格的にシュガーデコレーションケーキを作るとなるとスポンジ生地にバタークリーム、マジパン、それからシュガーペーストを被せてそこからデコレーションとちょっと気が遠くなる工程を経なくてはいけないのでもうそれも気が重い。
それでも普通のケーキのデコレーションにフルーツをのせるような感じでシュガークラフトを使えたら、と思って考えたのが今回のレシピです。クッキーを作るような感じでパッと作れます。
3層チーズケーキ
以前ご紹介したブルーベリーのレアチーズケーキの作り方と同じ感じで、白いベースのレアチーズケーキを作ってから生地を3つに分けて色をつけていく工程です。この方法だとその都度冷やす手間はあるものの、楽に凝ったようなケーキができるのでもっと使いまくりたい!手法です。
ひな祭りの菱餅をイメージして、緑、白、ピンクの順番でチーズケーキの色付けをします。
今回は緑の部分には抹茶、ピンクはラズベリーのピュレを使いましたが抹茶はピスタチオペースト、ピンクはいちごのジャムなどでも代用できます。お子様向けには抹茶ではなくてピスタチオペーストの方がよいかもしれません。娘が抹茶の部分だけ残していたので・・・(涙)
手作りシュガーペースト
シュガーペーストは普段市販のものを買っていたのですが、たまたま今回近所のスーパーで見つからず遠いところまでいくのが面倒で。。うちで手作りしました。こういう市販のものを手作りに変えると、すごくおいしかったりするものもあるのですが一方で使いづらかったりすることがあってどうかなと思ったのですが、売っているものとほとんど使い心地が変わらず、しかも混ぜるだけで5分もかからず、本当に簡単でこれはびっくりしました。どうして今まで作ろうと思わなかったんだろう・・・
そしてシュガーペーストを普通のケーキに使うときの注意。
シュガークラフトは水分に弱く、ムースやクリームなど水分の多いものの上にそのまま飾ると触れている部分から溶けて水分が出てきてしまいます。シュガーデコレーションケーキをシュガーペーストで覆ってからデコレーションしていくのにも意味があるんですよね。
なので今回はケーキに直接触れる部分にはホワイトチョコレートを塗って乾かしておきます。タルトなどにも使う方法ですが、こうすることでバリアができてシュガーペーストが溶けません。
シュガークラフトの作り方
シュガーペースト
ボウルに粉砂糖と卵白、水飴を入れてハンドミキサーまたはスタンドミキサーでひとかたまりになるまで混ぜ合わせます。
(着色はペーストになってからでもできますが、ここで卵白に食用色素を混ぜ合わせて加えて着色してしまってもよいです)
ひとかたまりにならない場合は、まとまるまで卵白を少量づつ足してください。
これでシュガーペストの完成です!シュガーペーストは乾燥しやすいのですぐにラップで包んでください。
すぐに使わない場合は、ラップに包んだあとさらに密封袋に入れて、冷蔵庫で保存してください。1ヶ月ほどもちます。
花のシュガークラフト
シュガーペーストに赤の食用色素を数滴垂らしてよく練り込みます。
粉砂糖を打ち粉代わりに使い、めん棒で2mmくらいの厚さにのばします。5枚の花びらの型抜きを使って抜いていきます。抜いているうちにシュガーペーストが台にくっついてしまいやすいので、多めに粉砂糖をふっておきます。
くり抜いたシュガーペーストをオーブンペーペーを敷いたトレイの上に置き、固くなるまで乾燥させます。厚さにもよりますが、2時間〜4時間くらい、できれば一晩おきます。
乾燥したら、少量の水で溶かした赤い食用色素を細い筆を使って花びらの中心に着色していきます。
赤い着色部分が乾燥したら、筆で金箔粉を中心に振りかけます。
3層のチーズケーキ
チーズケーキ生地
板ゼラチンを冷水につけて柔らかくしておきます。(または同量の粉ゼラチンに水をふりかけておきます)
ボウルに室温に戻して柔らかくしたクリームチーズと砂糖を合わせてよく混ぜます。
ヨーグルトを加えてさらに混ぜます。
柔らかく戻したゼラチンの水気をよく切ってボウルに入れ、レンジで沸騰させないように加熱して液体にします。
生地の一部をゼラチンに加えて混ぜ合わせ(こうすることで生地に加えたときにゼラチンが固まってしまうことなく生地に分散されやすくなります)、全量を生地が入ったボウルに戻してよく混ぜ合わせます。
生クリームを6分立てにして(とろとろと液状に流れる程度)、生地に加えます。
泡立てずにそのまま加えてもよいです。泡立てないで加えるとプリンのような感じに、泡立てて加えるとムースのような食感になるのでお好みで。
着色
生地を三等分します。今回はチーズケーキ生地の総量が750gだったので250gづつに分けました。
一層目(緑)
小さじ1程度の抹茶を少量の水で溶かしてから生地に加えてよく混ぜ合わせます。お好みの色になるまで抹茶の量は調節してみてください。
型に流し入れて、冷凍庫で20分程度冷やします。
二層目(白)
ここはそのままの白色の生地のまま型に流し入れて、冷凍庫で20分程度冷やします。
三層目(ピンク)
ラズベリーピュレを少量づつ、お好みの色になるまで加えて混ぜ合わせます。冷蔵庫で冷え固まるまでしっかりと冷やします。
出来上がったら型からはずします。型から外す時は、温めた布巾などで型のまわりを温めると外しやすくなります。
デコレーション
桃の花のシュガークラフトを用意します。
シュガークラフトは水分に弱くそのまま飾るとチーズケーキと触れている部分から溶けて水分が出てきてしまうので、ケーキに直接飾るシュガークラフトはホワイトチョコレートを塗って乾かしておきます。
花のシュガークラフトを重ねて置いていき、出来上がりです!
もうすぐ春&ひな祭り
2月には雪も降り、バレンタインもあったのでチョコレートのお菓子ばかり作っていて気づくと暗い色ばかり・・・少し寒さが和らぐ3月3日にひな祭りというのはなんだかとても理に叶っているような気がします。なのでもう思いっきりピンクにしました。
フランスではこの時期まだいちごを見つけるのが難しいのですが、日本はわりと一年中おいしいいちごが手に入るので、いちごなどのフルーツを飾っても華やかなケーキになると思います。
使用する道具
フォンダン用のめん棒や台などもありますが、あまりシュガーペーストを作らないという方は動画のように粉砂糖を打ち粉にして普通のめん棒でも作れます。
以前はバネ式の底取れ方を持っていましたが、底の面が抜ける型の方がケーキが綺麗に仕上がるので今はこちらを使っています。ただ下からの衝撃には弱くこのレシピだと特に下にスポンジなどを敷いていないので、漏れることはないですが常にトレイなどに載せて動かすと安心です。
使用する材料
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Print簡単フラワーシュガークラフト
- Total Time: 2 hours 30 minutes
- Yield: 約300g
Description
初心者でも簡単にできて華やかに見える、シュガークラフトのレシピです。シュガーペーストから簡単に手作りできます。
Ingredients
シュガーペースト
- 300g 粉砂糖
- ½個 (15g) 卵白
- 大さじ1 水飴またははちみつ
フラワーシュガークラフト
- 食用色素 赤
- 食用金箔粉
Instructions
シュガーペースト
- ボウルに粉砂糖と卵白、水飴を入れてハンドミキサーまたはスタンドミキサーでひとかたまりになるまで混ぜ合わせます。
(着色はペーストになってからでもできますが、ここで卵白に食用色素を混ぜ合わせて加えて着色してしまってもよいです)
ひとかたまりにならない場合は、まとまるまで卵白を少量づつ足してください。 - これでシュガーペストの完成です!シュガーペーストは乾燥しやすいのですぐにラップで包んでください。
すぐに使わない場合は、ラップに包んだあとさらに密封袋に入れて、冷蔵庫で保存してください。1ヶ月ほどもちます。
フラワーシュガークラフト
- シュガーペーストに赤の食用色素を数滴垂らしてよく練り込みます。
- 粉砂糖を打ち粉代わりに使い、めん棒で2mmくらいの厚さにのばします。5枚の花びらの型抜きを使って抜いていきます。抜いているうちにシュガーペーストが台にくっついてしまいやすいので、多めに粉砂糖をふっておきます。
- くり抜いたシュガーペーストをオーブンペーペーを敷いたトレイの上に置き、固くなるまで乾燥させます。厚さにもよりますが、2時間〜4時間くらい、できれば一晩おきます。
- 乾燥したら、少量の水で溶かした赤い食用色素を細い筆を使って花びらの中心に着色していきます。
- 赤い着色部分が乾燥したら、筆で金箔粉を中心に振りかけます。
- Prep Time: 30 minutes
- 乾燥させる: 2 hours
- Category: 基本のレシピ
- Cuisine: イギリス
ひな祭り!3層のチーズケーキレシピ
- Total Time: 5 hours
- Yield: 8人分(15cm丸型一台分) 1x
Description
菱餅をイメージした3層のチーズケーキに、桃の花のシュガークラフトを飾ったひな祭りにぴったりのレシピです。
Ingredients
チーズケーキ生地
- 250g クリームチーズ
- 80g グラニュー糖
- 200ml 生クリーム
- 150g ヨーグルト
- 14g 板ゼラチン
3色の着色
- 小さじ1 抹茶パウダー
- 30g ラズベリーピュレ
デコレーション
- 桜のシュガーペースト
- ホワイトチョコレート
Instructions
チーズケーキ生地
- 板ゼラチンを冷水につけて柔らかくしておきます。(または同量の粉ゼラチンに水をふりかけておきます)
- ボウルに室温に戻して柔らかくしたクリームチーズと砂糖を合わせてよく混ぜます。
- ヨーグルトを加えてさらに混ぜます。
- 柔らかく戻したゼラチンの水気をよく切ってボウルに入れ、レンジで沸騰させないように加熱して液体にします。
- 生地の一部をゼラチンに加えて混ぜ合わせ(こうすることで生地に加えたときにゼラチンが固まってしまうことなく生地に分散されやすくなります)、全量を生地が入ったボウルに戻してよく混ぜ合わせます。
- 生クリームを6分立てにして(とろとろと液状に流れる程度)、生地に加えます。
泡立てずにそのまま加えてもよいです。泡立てないで加えるとプリンのような感じに、泡立てて加えるとムースのような食感になるのでお好みで。
3色の着色
- 生地を三等分します。今回はチーズケーキ生地の総量が750gだったので250gづつに分けました。
- 一層目(緑)
小さじ1程度の抹茶を少量の水で溶かしてから生地に加えてよく混ぜ合わせます。お好みの色になるまで抹茶の量は調節してみてください。
型に流し入れて、冷凍庫で20分程度冷やします。 - 二層目(白)
ここはそのままの白色の生地のまま型に流し入れて、冷凍庫で20分程度冷やします。 - 三層目(ピンク)
ラズベリーピュレを少量づつ、お好みの色になるまで加えて混ぜ合わせます。冷蔵庫で冷え固まるまでしっかりと冷やします。 - 出来上がったら型からはずします。型から外す時は、温めた布巾などで型のまわりを温めると外しやすくなります。
デコレーション
- 桃の花のシュガークラフトを用意します。
シュガークラフトは水分に弱くそのまま飾るとチーズケーキと触れている部分から溶けて水分が出てきてしまうので、ケーキに直接飾るシュガークラフトはホワイトチョコレートを塗って乾かしておきます。 - 花のシュガークラフトを重ねて置いていき、出来上がりです!
Notes
・今回は三色の色を綺麗に出すために底にスポンジやグラハムクラッカーを敷いていません。そのため型から取り出すとき少し注意が必要です。柔らかくて取り扱いにくい場合は、取り出す前に20分ほど冷凍庫に入れて冷やし固めてから型から外すようにしてみてください。
・*ひなまつりなどお子様向けに作る場合は、ピスタチオペーストや食用色素に変えて作ってみてもいいかもしれません。抹茶が苦手なお子様も多いと思うので・・。
同じくラズベリーピュレもいちごのピュレやジャム、食用色素で代用できます。
- Prep Time: 1 hours
- 冷やす時間: 4 hours
- Cook Time: 0 hours
- Category: ケーキ
- Cuisine: 日本
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