カラフルなフルーツがいっぱいのイタリア版フルーツポンチ・マチェドニア。地中海の太陽が降り注ぐイタリアでは一年を通してさまざまな種類のフルーツが実ります。そんなフルーツをデザートとして楽しめる、シンプルでフルーツの味が引き立つマチェドニアのレシピをご紹介します。
マチェドニアとは
イタリアではフルーツサラダのことをMacedonia マチェドニアと言います。名前の由来はバルカン半島の歴史的な地区であるマケドニア。フルーツサラダにさまざまなフルーツが入っている様子が、マケドニアにさまざまな民族が同居していることに例えられていると言われています。
イタリアはフルーツが豊富なので、夏マチェドニア、冬マチェドニアなど季節ごとのフルーツを組み合わせた多くのレシピが存在しています。今回は手に入りやすい材料で作りましたが、季節に合わせていろいろなフルーツを組み合わせて作ってみてください。
材料
- いちご
- メロン
- キウイ
- オレンジ
- ブルーベリー
- レモン汁
- 砂糖 - 砂糖は普通のグラニュー糖や上白糖で作るとすっきりした甘さとそれぞれのフルーツの特徴が際立ちます。お好みでブラウンシュガーなどでも。
作り方
いちごは洗ってヘタをとり、縦に4等分します。
メロンは半分に切ってスプーンなどを使って種を取り除きます。さらに半分にカットします。(使う分量はだいたいこの皮と種を除いたメロン¼個分くらいです。)
さらに半分にカットして皮と果肉のあいだに包丁を入れて皮を取り除きます。一口大にカットします。
キウイは最初に上下をカットします。縦に置いて、丸みに沿って皮をむいていきます。(ピーラーを使ってもOK)
縦半分にカットし、1cm程度の厚みにスライスします。
オレンジは洗ってから上下をカットします(果肉が見えるくらいまで切り落として大丈夫です)。縦に置いて、丸みに沿って皮を薄皮ごと削ぎ落とすように切り落とします。下の部分に白い部分が残ってしまっていることが多いので、上下を返して白い部分を取り除きます。
オレンジを手に持ち、果肉に沿ってV字に包丁を入れて薄皮から果肉を取り出します。
残った薄皮にも果汁が残っているので、絞ってオレンジと合わせておきます。
ボウルにカットしたフルーツと洗って水気を拭き取ったブルーベリーを入れます。レモン汁と砂糖を加えてフルーツを傷つけないように優しく混ぜ合わせます。
砂糖の粒が少し残っていても少し置けば溶けてくるので無理に溶けるまで混ぜる必要はありません。
お皿に盛り付けてできあがりです。
いちごのマチェドニア
たくさんのフルーツを用意するのが大変、という方はいちごだけでもおいしく食べられます。イタリアのレストランではいろいろなフルーツを組み合わせたマチェドニアが必ず用意されていますが、家庭ではこちらのいちごのマチェドニアの方がよく登場します。
イタリアに留学していたとき、友人が食事付きの家にホームステイしていて、ある日夕ご飯をそのお家でご馳走になったことがあります。そのときデザートに出てきたのがこのいちごのマチェドニア。
ものすごくおいしくて、どんな味付けをしているのか聞いたら砂糖とレモンだけだよ〜と言われたもののにわかには信じがたかった思い出。
今までフルーツに砂糖をかけて食べる、と聞くとフルーツはそのまま食べたい!と思っていましたが全く別物になるのですごく考え方が変わりました。
レシピはいちご1パック(300g)にレモン汁½個、砂糖大さじ3です。
その他のフルーツ
マチェドニアには季節によっていろんなフルーツを使ったレシピがあります。手に入りやすいフルーツを使ってもう何をどれだけ合わせてもいいです。
基本的には季節によって手に入りやすい材料と、りんご、バナナ、キウイなど一年を通して手に入りやすい材料を合わせて作ると作りやすいと思います。
- 夏 - スイカ、メロン、桃、プラム、グレープフルーツ、パイナップル
- 秋 - ぶどう、柿、なし、ザクロ
- 冬 - みかん、りんご、キウイ、バナナ、オレンジ
- 春 - いちご、ブルーベリー、ラズベリー、さくらんぼ
リキュール
マチェドニアにリキュールを加えるとさらにいろいろな味が楽しめます。
- ラム酒 - ラム酒はお菓子に使うことも多いので家に常備されている方も多いと思います。ダークラムなどを多く入れるとフルーツカクテルのような感じになります。フルーツの味を生かしながら少し香りをつけたい場合はホワイトラムを少量入れるといいと思います。
秋〜冬の果物に合わせたり、バナナ・さくらんぼと合わせると相性がいいです。 - リモンチェッロ - リモンチェッロはレモンの皮をアルコールに漬け込み、砂糖を加えたもの。なのでマチェドニアにはぴったりのリキュールです。
リモンチェッロはリキュール自体が甘いので、加える場合は砂糖を控えめにして下さい。 - コワントロー - コワントローはオレンジのリキュール。先程のいちごだけのマチェドニアと同じように、オレンジだけを使ったマチェドニアに砂糖とコワントローを加えるとそれだけですごく高級な味になります!
保存
フルーツに砂糖とレモンが入っているので保存はききます。冷蔵庫に入れて保存しておけば2日程度はもちます。
・・・が、だんだんと砂糖が果物に浸透してきて歯応えがなくなってきます。特にバナナなどはかなり柔らかくなってしまいます。
なのでフルーツにもよりますが、できたら作ったその日に食べ切った方がおいしく食べられると思います。
使用する道具
包丁使うのが苦手なので細かい作業はこれでしてます。救世主!
ビタミン補給!イタリアのフルーツサラダ、マチェドニアのレシピ
- Total Time: 10 minutes
- Yield: 4人分 1x
Description
カラフルなフルーツがいっぱいのイタリア版フルーツポンチ・マチェドニア。シンプルでフルーツの味が引き立つマチェドニアのレシピです。
Ingredients
- ½パック(150g) いちご
- ¼個(150g) メロン
- 1個 キウイ
- 1個 オレンジ
- 50g ブルーベリー
- ½個 レモン汁
- 大さじ4(約40g) 砂糖
Instructions
- いちごは洗ってヘタをとり、縦に4等分します。
- メロンは半分に切ってスプーンなどを使って種を取り除きます。さらに半分にカットします。(使う分量はだいたいこの皮と種を除いたメロン¼個分くらいです。)
さらに半分にカットして皮と果肉のあいだに包丁を入れて皮を取り除きます。一口大にカットします。 - キウイは最初に上下をカットします。縦に置いて、丸みに沿って皮をむいていきます。(ピーラーを使ってもOK)
縦半分にカットし、1cm程度の厚みにスライスします。 - オレンジは洗ってから上下をカットします(果肉が見えるくらいまで切り落として大丈夫です)。縦に置いて、丸みに沿って皮を薄皮ごと削ぎ落とすように切り落とします。下の部分に白い部分が残ってしまっていることが多いので、上下を返して白い部分を取り除きます。
オレンジを手に持ち、果肉に沿ってV字に包丁を入れて薄皮から果肉を取り出します。
残った薄皮にも果汁が残っているので、絞ってオレンジと合わせておきます。 - ボウルにカットしたフルーツと洗って水気を拭き取ったブルーベリーを入れます。レモン汁と砂糖を加えてフルーツを傷つけないように優しく混ぜ合わせます。
砂糖の粒が少し残っていても少し置けば溶けてくるので無理に溶けるまで混ぜる必要はありません。 - お皿に盛り付けてできあがりです。
Notes
- フルーツは季節によって手に入りやすいものに変えて作ってください。
- マチェドニア は基本的に砂糖とレモン汁で味付けしますが、お好みでリキュール を加えて作ってみて下さい。
- Prep Time: 10 minutes
- Additional Time: 0 hours
- Cook Time: 0 hours
- Category: デザート
- Cuisine: イタリア
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