たっぷりのオリーブオイルとにんにくで作る、カリカリ、ホクホクのイタリアの定番付け合わせ、じゃがいものオーブン焼きのレシピ
美味しいイタリアの定番
じゃがいものオーブン焼き、イタリア語ではパターテ・アル・フォルノpatate al forno。
じゃがいもを使った料理は本当に山ほどあって、このじゃがいもをオーブンで焼いただけのシンプルな料理をこれがイタリア料理だ!というのはどうかと思ったのですが、そういえばフランスでは見ない。
フランスではつけあわあせのポテトはピュレかフライドポテトがほとんど。
以前母と料理上手な叔母がこっちに遊びに来た時にこれを作ったら、「美味しい!どうやって作るの?」と言ってもらえて、何通りもあるじゃがいものレシピにも定番があってそれ以外はあまり食べられないかと思い、早速レシピを紹介します!
揚げたような、焼いたような、独特の食感!
そういえばこれ、私がローマで働いていたレストランでお肉やお魚に合わせる定番の付け合わせで、オーブンでじっくり焼くので時間がかかることから朝一番にオーブンを占領して仕込みがされていて、毎朝仕事に行くとじゃがいもの香ばしいかおりがしてなんとも空腹を刺激されたものでした。
オリーブオイルをたっぷり入れて高温のオーブンで焼くので外側が少し揚げたようにカリッとして、なかがホクホクでしっかり塩が効いていて、にんにくとローズマリーの風味がして確かに止まらない。
時間がたつと少ししなっとしてしまうのですが、焼きたての、揚げたじゃがいもでもない焼いただけでもないようなカリカリとホクホクのじゃがいもの食感がとても新鮮でした。
ちなみに、オリーブオイルをたっぷり使うと揚げた感じに、少ないと焼いた感じになります。オリーブオイルをたっぷり使ってまわりをカリカリにして食べるのがおすすめ♪です。
イタリアのパンチェッタ、フランスのラルドン
今回はパンチェッタも加えてみましたが、普段は入れないで作ることの方が多いです。入れるとパンチェッタがカリカリになって、ジャーマンポテトのような感じに。お肉やお魚の付け合わせではなく、これだけでおかずにしたいときはいれてみてもいいかもしれません。
ちなみにパンチェッタはイタリア語で豚のお腹の部分のお肉で(パンチャはイタリア語でお腹の意味)、塩漬けしたもの(dolce)とそれをさらにスモークしたもの(affumicata)がイタリアではパック詰めで売られています。ベーコンのように薄切りではなく、角切りにしたような感じのものです。
フランスも同じような感じで、塩漬けされたもの(nature)スモークされたもの(fumes)両方が少し大きなものがラルドン、細切りになったものがアルメットと呼ばれて売られています。
ベーコンとパンチェッタの違い
日本のような薄切りのベーコンがイタリアやフランスでなかなか見つからないのですが、それではベーコンとパンチェッタの違いは何か?というと、まず
・パンチェッタがお腹の肉のみなのに対してベーコンはいろんな部位から作られる
ということ。肩肉を使ったショルダーベーコンやロース肉から作ったロースベーコンなども。ただ一般的にはバラ肉を使うので、お肉の部位は同じことが多いかもしれません。
・パンチェッタは塩漬けと燻製、ベーコンは燻製
先程書いたようにパンチェッタ には塩漬けされたものと燻製の両方があります。塩漬けされただけのものは「生ベーコン」と呼ばれたりしますよね。厳密には生ではないですが、燻製されたものより溶け出す脂分が多くてただ焼いただけでもあげたような状態でカリカリになるので、アメリカ映画で出てくるようなカリカリベーコンが作りやすいです。
・パンチェッタは角切り、ベーコンは薄切り
違いをみていくと実はこれが一番大きな違いかも・・・。
切り方って・・・と思うのですが、こっちに来て豚の薄切りが手に入らなくなって大好きだった生姜焼きや豚しゃぶもできなくなり豚肉に対する嗜好が変わってしまったので、ものは同じでも食感って思った以上に味覚に影響を与えるのだと思います。
簡単・シンプル!じゃがいものオーブン焼き
普段はじゃがいも、オリーブオイル、塩、にんにくの4つの材料のみで作ることが多いです。時間がないときでもじゃがいもを切ってオーブンに放り込めばそれなりに美味しそうに仕上がってくれる。子供たちはじゃがいものが好きなので間違いなく食べてくれるし、頼りになるメニューの一つです。
使用する材料
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じゃがいものオーブン焼き
- Total Time: 40 minutes
- Yield: 4 人分 1x
Description
たっぷりのオリーブオイルとにんにくで作る、カリカリ、ホクホクのイタリアの定番付け合わせ、じゃがいものオーブン焼きのレシピ
Ingredients
- 1 kg じゃがいも
- 大さじ4〜5 オリーブオイル
- 4 片 にんにく
- 適宜 シーソルト(海塩)
- 適宜 ローズマリー, (好みで。ドライでも生でも)
- 適宜 ベーコン, (好みで)
Instructions
- じゃがいもを洗い、皮付きのまま適当な大きさに切ります。
- オーブンシートを敷いた天板にじゃがいもを並べて、スライスしたにんにく、ローズマリー、ベーコン、シーソルト、オリーブオイルを合わせます。大きさや量は適当に好みで。
- 200度のオーブンでこんがりきつね色になるまで、じゃがいもの量や大きさにもよりますが30〜40分ほど焼きます。
- Prep Time: 10 minutes
- Inactive Time: 0 hours
- Cook Time: 30 minutes
- Category: お惣菜
- Cuisine: Italian
Nutrition
- Serving Size: 1 grams
- Unsaturated Fat: 0
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